フレンドリーなザトウクジラが船に接近、すぐ近くで撮影することに成功
ザトウクジラの顔などを、非常に近くで撮影した動画が注目を集めている。
ゆっくりと海面に口を突き出す
その動画が撮影された場所は、メキシコのコルテス海(カリフォルニア湾)の沖合とされている。
撮影したのは写真家の女性、Nina Hernandez(Nina Moysi)さん。彼女は今年の7月、船に乗り、ホエールウォッチを楽しんでいたという。
その時、とてもフレンドリーなザトウクジラが船に接近。口元をゆっくりと海面から突き出してきたそうだ。
Hernandezさんは、GoProを使って、その様子を撮影。クジラの口元や目、皮膚の溝や付着したフジツボなど、細部まで見事に撮影することに成功した。その様子がこちら。
この投稿をInstagramで見る
カリフォルニア沖へ移住する
ザトウクジラは冬の間、メキシコの沖合で過ごすと知られており、その後エサを追いかけるシーズンになるとカリフォルニア中部の沖合へと移動するという。
しかもザトウクジラは毎年、信じられないような距離を移動し、地球上のあらゆる哺乳類の中で最も長い距離を回遊する種の1つとされている。
ただしザトウクジラは、船などに衝突して傷つきやすいと言われ、また海の中の騒音も、クジラの個体群を脅かし、通常の行動を妨げ、生存に重要な場所から遠ざけてしまうそうだ。(了)
出典元:MailOnline:Moment a friendly humpback surfaces near whale-watchers’ boats in stunning close-up footage filmed off Mexico(8/4)