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ギリシャで複数の山林火災が発生し、多くの住民や観光客が避難を余儀なくされている。

高温と強風により制御不能

ギリシャでは先日から各地で山林火災が発生しており、現時点において150カ所で火災の報告があり、6つのエリアで警戒が呼びかけられているという。

また高温と強風によって、燃え広がる炎を制御することが難しくなっており、現在までに消防士を含む2名が亡くなっている。

特に被害が大きいのが首都・アテネの北部にあたる地域で、アテネ付近も巨大な煙と灰に覆われ、住民らが避難を余儀なくされているそうだ。下はフェリーで人々が避難する様子。

Absolutely terrifying footage from a ferry carrying passengers escaping the shores of Lake Evia in #Greece. pic.twitter.com/5H9jzapXl0

— Dino Sofos (@dinosofos) August 7, 2021

米・英、仏からも消防士を派遣

現在、数百人の消防士と20機の飛行機によって消火活動が行われているが、それでも足りないらしく、アメリカやイギリス、フランスからも消防士や消火用の飛行機が派遣されているという。

先週の初め頃には気温が40℃から35℃まで低下したが、8月7日にもまだ火は燃え広がると予想されている。下の動画は8月5日に公開されたもの。

 

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火災は住宅や車、会社の建物まで焼き尽くしているため、アテネ郊外では数千人の住民に避難命令が出されているそうだ。

また火はオリンピックが生まれた古代オリンピア付近のエリアや、近隣のEvia島でも猛威をふるっているという。（了）

出典元：BBC：Greece wildfires spread, causing mass evacuations(8/7)