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ブラジルの奥地で先住民の専門家、2人が消息不明に

ブラジルの奥地で先住民の専門家、2人が消息不明に
flickr_Nao Iizuka

ブラジルの奥地で、先住民の専門家の男性、2人が行方不明となり、現在捜索が続けられている。

 

アマゾンの熱帯雨林の奥地で行方不明

 

その男性らは、イギリス人ジャーナリストのドム・フィリップスさんと、ブラジル人で先住民専門家のブルーノ・アラウージョ・ペレイラさんだ。

 

先住民を代表する協会によると2人は、ペルーとの国境に近いブラジル西部・アマゾナス州のジャバリ渓谷へ2日間の取材旅行に向かっていたが、その最中に脅迫を受けたという。

 

そこはアマゾンの熱帯雨林の中にあり、最も多くの非接触部族が住むエリアで、かつ非常に危険な場所とされている。

 

現在、ブラジル海軍が捜索救助隊を派遣し、2人の行方を調査しているそうだ。下の投稿では左がフィリップスさん、右がペレイラさん。

 

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取材旅行から戻る途中に姿を消す

 

フィリップスさんはジャーナリストとして、今までもガーディアン紙、ワシントンポスト紙、ニューヨーク・タイムズ紙などに寄稿してきたという。

 

また彼はアマゾンについて幅広く執筆しており、現在、アリシア・パターソン財団の支援を受けて、熱帯雨林の保護に関する本を執筆中だったそうだ。

 

フィリップスさんはブラジルに10年以上滞在し、現在はバイーア州の州都・サルバドールに在住している。

 

一方、ペレイラさんは、孤立した未接触部族について、ブラジルで最も詳しい専門家の一人。ジャバリ渓谷先住民連合(UNIVAJA)の顧問を務めたこともあり、ブラジルの先住民局でも働いていたという。

 

2人はジャバリ渓谷での取材旅行から戻る途中、姿を消し、最後に目撃されたのは日曜日の午前7時、サオラファエルという集落だと言われている。

 

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違法な採掘者なども活動する地域

 

この地域には、数十の村に数千人の先住民が暮らしているが、同時に違法な採掘者、伐採者、狩猟者、コカ(コカインの原料)を栽培するグループなどもおり、人々はさまざまな集団の脅威にさらされてきたという。

 

実際にここは、コカイン密輸の主要なルートでもあるため、狩猟者や漁師と政府当局者との間で何度も銃撃戦が起きているそうだ。

 

また近年、地元メディアのジャーナリストが殺害されたほか、記者に対する脅迫が報告され、犯罪活動が盛んな一部の地域への立ち入りも制限されているとか。

 

今回、2人が誰から、どのような脅迫を受けたのかは分かっていない。ただペレイラ氏は以前、違法漁業者や密猟者から脅迫を受けたことがあり、銃を携帯する習慣があったという。(了)

 

出典元:ABC net:British journalist Dom Phillips and Brazilian tribal expert Araújo Pereira are missing in the Amazon. What happened? And who’s looking for them?(6/8)

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