アフガンの人々を国外脱出させるため、NYの男性が立ち上げたクラファンに支援が殺到
国外脱出を願うアフガンの人々を助けるため、ニューヨークに住む男性がクラウド・ファンディングを行い、多くの支援が寄せられた。
わずか2時間で6000万円に到達
その男性とは、ミシガン大学の卒業生であるトミー・マーカスさん(ペンネームはQuentin Quarantino)だ。
彼はアフガニスタンでタリバンが実権を掌握してから、残された人々の身を案じていたという。
特に、アフガニスタンに残された人権派の弁護士や活動家、米軍の通訳として働いていた人、ジャーナリスト、アーティストなどが、タリバンのターゲットにされ、危険が迫っていると考えたそうだ。
そこで彼らを一刻も早く、飛行機で国外へ避難させるために、「gofundme」のページを立ち上げ、寄付を募った。
すると立ち上げてから2時間で55万ドル(約6000万円)に到達。さらにその後も増え続け、1日に600万ドル(約6億5800万円)、現在では652万ドル(約7億1500万円)の支援が寄せられたという。
6000万円で2機の燃料費になる
しかし寄付を募って、お金をどのように使うのだろうか?マーカスさんは、「gofundme」において次のように述べている。
「外国からカブールに向かう飛行機2機の燃料費として、55万ドル(約6000万円)が集まらないと実現しません。 もし、その2倍の110万ドルが集まれば、もう1回実行できます。(略)目標額が達成されれば、さらに増便する予定です。1500ドル(約16万5000円)ごとに、1機の飛行機の座席が確保でき、1つの命が救えるのです」
また亡命希望者は家族単位で移送される予定で、これまでに集まった資金で数千人の難民を避難させることができるという。
余った寄付金は、アフガニスタンにいる女性ジャーナリストを保護する活動を支援するため、「International Women’s Media Foundation」に寄付されるそうだ。(了)
出典元:Good News Network:The Internet Raises $6 Million in One Day to Rescue Afghans Targeted By Taliban(8/19)