太陽の渦もフレアもくっきり!天体写真家が鮮明な写真を撮影
ある天体写真家が、非常にクリアな太陽の写真を撮影し、注目を集めている。
15万枚の写真を重ねて画像処理
その天体写真家とは、アメリカのアリゾナ州に住む、Andrew McCarthyさんだ。
McCarthyさんは失明を防ぐために、2つのフィルターを備えた専門の望遠鏡を使用。太陽の写真を15万枚も撮影したという。
そして15万枚の写真を重ね、画像処理を施し、太陽のディテールを見事に表現することに成功した。(右矢印を押すと、拡大写真になる)
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「今までで最もクリアな写真」
その写真には太陽にある小さなクレーターや炎のような波紋、さらにはフレアの発生も捉えられている。
最もクローズアップされた画像には、渦巻きや羽のような模様が見え、神秘的なブラックホールのようなものまで見られるという。
ただし画像の中の暗い「点」は、実際には写真処理によって反転されており、実際には太陽の非常に明るい高エネルギー領域となるそうだ。
McCarthyさんは、今回の写真は彼が撮影した中でも、最もクリアなものだと述べている。
またこれら全ての画像は最終的には、通常の1000万画素の30倍にあたる、300メガピクセルで見ることができるという。(了)
出典元:METRO:Astrophotographer snaps his ‘clearest ever photo of the sun’(12/7)