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ブチャで市民を虐殺したロシア兵を特定、ウクライナが顔写真を公開

ブチャで市民を虐殺したロシア兵を特定、ウクライナが顔写真を公開
Twitter/Defence of Ukraine

ウクライナのブチャでロシア兵による大量虐殺が明らかになったが、それに関与した男たちの写真が公開された。

 

虐殺した10人のロシア兵を特定

 

ウクライナのイリナ・ヴェネディクトヴァ検事総長は4月28日、ブチャで「平和な人々の拷問に関与した」10人を特定したと発表した。

 

これらの10人は第64旅団に属しており、そのうちの4人が上等兵、4人が伍長、2人が軍曹だという。

 

それぞれの名前は、ヴャチェスラフ・ラヴレンチエフ、グリゴリー・ナリシキント、ヴァシリー・プリンス、セメン・マルツェフ、セルゲイ・ペスカロフ、アルベルト・ラドネフ、ミカエル・カシヌ、アンドリー・ビジャエフ、ドミトリー・セルゲンカ、ニキティ・アキモフだとされている。

 

手を縛り、目をテープで留めて殺す

 

ウクライナの検察庁と通信社Slidstvoは、ブチャで虐殺を行った兵士の個人情報をインターネット上で探し回ったという。

 

そして今回特定された男らの写真は、ウクライナの国防省がツイッターにも投稿している。

 

この男たちは、非武装の民間人を人質に取り、飢えと渇きに曝し、手を縛り、目をテープで留めて殺した。

 

しかしロシアのプーチン大統領は、この男らが属していた第64旅団の「集団的英雄主義と勇気」を賞賛したそうだ。

 

戦争犯罪の疑いが8000件以上

 

またヴェネディクトヴァ検事総長はドイツのメディアに出演し、ロシアの侵攻以来、ウクライナの調査団が戦争犯罪の疑いのある「8000件以上」を確認したと語ったという。

 

この戦争犯罪には、「民間人の殺害、民間インフラへの爆撃、拷問、性的犯罪」が含まれていると述べている。

 

現在、国際刑事裁判所(ICC)が、ウクライナで行われたロシア軍の戦争犯罪の疑いに対する調査を強化しており、人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」の研究者も、略式処刑、その他の不法な殺害、強制失踪の広範な証拠を発見したそうだ。

 

同団体によれば、これらすべてが戦争犯罪、そして人道に対する罪となる可能性があるという。(了)

 

出典元:METRO:Despicable Ten: Faces of ‘Butchers of Bucha’ who tortured civilians revealed(4/28)

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