ポーランドがウクライナに240台の戦車「T-72」やその他の武器を供与
ポーランド政府は、ウクライナに大量の旧ソ連製の戦車などを供与したと明らかにした。(一部のメディアでは、供与の「可能性」と伝えている)
自走榴弾砲、ロケットランチャーなども送る
ポーランド当局は、すでにウクライナへ旧ソ連製の戦車「T-72」を240台、自走榴弾砲、グラッド多連装ロケットなどを供与したと明らかにした。
戦車は、ロシアがウクライナ東部への侵攻を再開したため、ここ数週間かけて陸路で送られたという。
またポーランドは、国内で製造された偵察機と数十台の歩兵戦闘車をウクライナに与え、さらに軍事車両を動かすために石油を陸路で送ったそうだ。
アメリカもポーランドに戦車を売却
もっともウクライナに戦車を供与したのは、ポーランドだけではない。
チェコ共和国もウクライナに「T-72」戦車をすでに数十台送っており、今週ドイツは自走対空砲「ゲパルト」約50台を改修してウクライナに送ることに決めている。
そしてポーランドがウクライナに供与した大量の戦車の穴を埋めるため、アメリカは自国の戦車「エイブラムス」を250台売却することを提案。イギリスもポーランドに戦車「チャレンジャー」を送ることを決定している。
このような重火器の大規模な供与は、アメリカを含むNATOの同盟国が、ウクライナへ支援するペースを加速させていることを反映しているという。(了)
出典元:WSJ:Poland Has Sent More Than 200 Tanks to Ukraine(4/29)