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米不法移民の収容施設で8歳の少年が死亡、人権団体は子供を拘留しないよう訴える

米不法移民の収容施設で8歳の少年が死亡、人権団体は子供を拘留しないよう訴える
flickr_Jonathan McIntosh

アメリカの移民管理当局は、25日のクリスマスの夜に、グアテマラから不法に国境を越えてきた8歳の少年が収容施設で死亡したと発表した。

 




クリスマス・イブに病院へ搬送される

 

少年とその父親は12月18日に、テキサス州のエルパソにあるPaso Del Norte Portの西、3.29マイル(約5.2km)の地点で拘束され、その後不法移民らを収容する施設に連れてこられたとみられている。

 

米税関・国境警備局(CBP)によれば、その後、国境警備隊員が少年に病気の徴候が表れているのに気づいたという。

 

このため12月24日、少年とその父親はニューメキシコ州のAlamogordoにある、Gerald Champion Regionalメディカル・センターへ運ばれることに。

 

風邪と診断され薬も与えられる

 

病院のスタッフは、少年を風邪、及び熱があると診断。彼に抗生物質とイブプロフェンを与えたという。

 

24日の午後、少年は病院から戻されたが、その後吐き気を催し、再び病院へ。しかし25日の深夜に死亡した。

 

少年の死因についてはまだ明らかにされていないが、今後調査を行う予定とされている。

 

不法移民を収容する施設では先日も7歳になる女の子、Jakelin Caal Maquinちゃんが亡くなっており、幼い子供が死亡するのは今月で2度目となる。

 

人権団体は子供を拘留しないよう訴える

 

アメリカ自由人権協会(ACLU)のChris Rickerd氏は、ABC Newsの取材に対し、次のように語っている。

 

「今回の死亡は、ひどい損失です。大きな疑問を呈すべきです。CBPが子供たちや家族を治療するのではなく、国境警備のミッションを実行するために何をしているのか?移民らが必要とする治療や、トラウマから来るカウンセリングを受けさせていないのではないでしょうか?」

 

Rickerd氏によれば、多くの不法移民はスペイン語で「アイスボックス」と呼ばれる部屋に拘留されているという。その上で、子供を拘留の対象から外すよう、次のように述べている。

 

「『アイスボックス』は不適切な睡眠環境で、混雑していることで知られています。それらの環境は特に、伝染性の病気への懸念があります。よって、この『アイスボックス』が子供や家族にとって、完全に適していないことは明らかです。CBPが子供たちを拘留対象から外すまで、一体どれだけの子供の死が必要になるのでしょうか」(了)

 

 

出典元:ABC News:Another child dies after being taken in by U.S. Customs and Border Protection(12/26)

出典元:NYPost:8-year-old Guatemalan boy dies in US custody on Christmas(12/25)

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