巨大なエイが船に飛び込んできて出産、乗っていた家族もびっくり
アメリカで、船にエイが飛び込んでくるという出来事があり、そのエピソードが報じられている。
釣り大会での出来事
この珍しい経験をしたのは、エイプリル・ジョーンズさんとその家族だ。
エイプリルさんと彼女の夫、息子たちは先日、アラバマ州で開催された釣り大会に参加。同州にあるサンドアイランド灯台の沖合で釣りをしていたという。
すると突然、巨大なエイが船に乗り込んできたという。
4匹の子供を出産
このエイは幅5フィート(約1.5m)、重さ400ポンド(約181kg)以上と推定される「マダラトビエイ」で、突然水中からジャンプをし、船に入り込んだそうだ。
しかもこのエイは妊娠していたらしく、その後船の上で出産を始め、4匹の子供を産んだという。
エイプリルさんは投稿において「エイの母親は恐怖を感じており、家族がエイの母親を船から海へ逃がそうと試みたが、失敗し、生きながらえさせるために水をかけ続けたところ、ストレスからか、4匹の子を早産してしまった」と伝えている。
エイの母親は無事、海へ戻される
結局、エイの赤ちゃんは助からなかったが、その後エイの母親は4人がかりで無事に海へ戻されたという。
また死んだ赤ちゃんのエイは、絶滅危惧種に指定されているこの種の研究のために、近くにあったドーフィン島海洋研究所に寄贈されたという。
ドーフィン島海洋研究所のBrian Jones氏は、メディアの取材に対し「動物が生命の危機を感じた時に、子供を放すのは珍しいことではありません。これはきっと、親が子孫を残し、集団の中で遺伝子を受け継ぐチャンスを増やすための適応策なのでしょう」と語っている。(了)
出典元:NYPost:Rare 400-pound spotted eagle ray jumps into boat, gives birth(7/20)