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ウクライナ軍がヘルソン市近郊に進軍、いくつかの集落を解放

ウクライナ軍がヘルソン市近郊に進軍、いくつかの集落を解放
Twitter/Macer Gifford

ウクライナ軍が南部へルソン州の州都、ヘルソン市に向かって進軍しており、ロシア軍も撤退を始めたと見られている。

 

ロシア軍が市内から撤退を開始か?

 

ロシアの国防相は11月9日に、ヘルソン市から軍を撤退させるよう命令。これを受け11月10日には、実際に撤退を始めたという。

 

ウクライナ軍はヘルソン市の郊外に迫っており、ロシアに支配されていたいくつかの集落を解放した。

 

まだ正式には確認されていないが、ウクライナ軍はヘルソン州の町、スニフリッカを解放。その数時間後には、ヘルソン市の中心部から約15キロ離れた村、キスリブカでウクライナ国旗を持った兵士の映像が投稿された。

 

他にも解放された地元の人々が、ウクライナ兵と抱き合う動画もSNSに投稿されている。下はヘルソン州の海岸近くにあるスタニスラフ村の様子。

 

 

ヘルソンの西隣にあるミコライウ州も現在、ロシア軍から解放されたという報告があるが、まだ正式に確認されていない。

 

7キロ前進し、12の集落を解放

 

アメリカ政府も11日、ロシア軍がヘルソン市からの撤退を計画している兆候を入手したと明らかにした。

 

ウクライナ軍のヴァレリー・ザルジニ長官は「ロシアが本当に撤退したかどうかはまだ確認できていないが、ウクライナ軍は過去24時間に7キロ前進し、12の集落を奪還した」と述べている。

 

しかしウクライナ大統領府の上級顧問であるミハイロ・ポドリャク氏は「ロシア軍が、(市内の)アパートや下水道など、いたる所に地雷を敷設している」と主張。

 

ロシア軍がブービートラップを仕掛けていると警告し、ヘルソン市を「死の街」に変えようとしていると非難している。

 

一方、アメリカ軍のMark Milley統合参謀本部議長は、ロシア軍がウクライナで10万人以上の死傷者を出したと推定しており、ウクライナの軍隊も「おそらく」同程度の死傷者を出しているだろう、と述べたという。(了)

 

出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war: Russian booby traps turning Kherson into ‘city of death’, says Ukraine official – as it happened(11/10)

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