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ロンドン自然史博物館選定の写真コンテスト、優勝作品が発表される

ロンドン自然史博物館選定の写真コンテスト、優勝作品が発表される
Vegard Lødøen

ロンドン自然史博物館が選定する写真コンテスト、「Wildlife Photographer of the Year」における2018年の優秀作品が明らかとなった。

 

最優秀作品は?

 

「Wildlife Photographer of the Year」は、ロンドン自然史博物館により例年開催されている写真コンテスト。

 

今年は世界各国95カ国からの4万5000以上にも及ぶ作品の中から、19にもわたる部門で優秀作品が選出された。

 

その中でも最優秀作品として選出されたのは、オランダ人写真家Marsel van Oostenさんの作品、「The Golden Couple」だ。

 

Marsel van Oosten

 

こちらは中国に生息し、絶滅危惧種とされる猿の種であるキンシコウが森の中で2匹並んで座っている姿を捉えたもの。

 

コンテストで審査員長を務めるRoz Kidman Coz氏は、この作品についてプレスリリースの中で“自然の美しさと、自然が消えゆくにつれ我々がいかに貧しくなっていくかということを思い出させてくれる象徴的な作品である”とコメントしている。

 

その他の優秀作品をご紹介!

 

それではここからは、その他の優秀作品の中でも特に印象的な作品を、独断と偏見でご紹介させていただこう。

 

まずは“Animals In Their Environment(生活環境の中にいる動物)”の部門の中からの作品だ。

 

Vegard Lødøen

 

ノルウェー人写真家、Vegard Lødøenさんによって撮影されたこちらの作品は、その名も「The Midnight Passage(深夜の小道)」。

 

ノルウェー南部、Valldalの川沿いで夜中に撮影されたというこちらの写真は、一頭の牡鹿が川を渡ろうするところを捉えたもの。小雪が散らつく深夜の森で、悠然とした姿をたたえるその姿は美しいの一言に尽きる。

 

そしてこちらは“Wildlife Photojournalism (野生生物のフォトジャーナリズム)”部門からの一枚。

 

Morgan Heim

 

米国人のMorgan Heimさんによる一匹の死んだ鹿の姿を捉えたこちらの作品には、“One In A Million(百万の中の一匹)”との題が付けられている。

 

米国では車の走行量が増えるにつれ、車の事故によって命を落とす動物の数が増加。その数は一日100万頭以上と見積もられているという。

 

お次は“Urban Wildlife(都会の野生生物)”部門からの一枚だ。

 

Felix Heintzenberg

 

Felix Heintzenbergさんによって撮影されたこちらの一枚は、下水道のパイプの前で羽を休めるカワセミの姿を捉えたもの。

 

一般的に水質の良い水の付近に生息するとされるカワセミであるが、下水処理の向上や汚染物質の禁止などにより、近年は都会の一部においてもその姿が見られることがあるという。

 

そしてこちらも“Urban Wildlife(都会の野生生物)”からの一枚。

 

Adrian Bliss

 

“学校の訪問(School Visit)”と題されたこちらの一枚は、廃墟となった学校に迷い込んだ一匹のキツネの姿を写したものだ。

 

この廃墟が位置するのは、チェルノブイリ原発事故により立ち入り禁止区域となったプリピャチ。キツネの背後、そして足元の床には子供用のガスマスクが散乱しているのも捉えられている。

 

人間によってもたらされた悲惨な事故の後もチェルノブイリ原発を囲む自然の中では、動物たちが今も放射能を浴びながら強く生きている事実を感じさせられる一枚だ。

 

こちらは18歳から25歳の若い写真家に贈られる賞である“Rising Star Portfolio Award ”からの一枚。

 

Michel D’oultremont

 

ベルギー人のMichel D’oultremontさんが撮影したこちらの写真は、2匹の牡鹿が角を交える様を写している。

 

毎年秋になると、牡鹿はメスの気を惹くため他の牡鹿と角を交えるのだという。

 

そしてこちらは“Behaviours Mammals (哺乳類の行動)”部門からの一枚。

 

Julius Kramer

 

“子猫の戦い(Kitten Combat)”という愛らしいタイトルが付けられたこちらの作品は、ドイツ人のJulius Kramerさんによって撮影されたもの。

 

こちらの作品は欧州に生息する中型のネコ類であるオオヤマネコの子供が、深い雪の中で無邪気に戯れる姿を捉えたもの。見ていて心が和むような愛らしさだ。

 

お次は17歳以下の青少年部門において最優秀賞となった作品だ。

 

Skye Meaker

 

“くつろぐヒョウ(Lounging Leopard)”と題されたこちらの作品は、そのタイトル通りヒョウが横たわる木にもたれ、うっとりとしたような表情を浮かべているところを捉えたもの。

 

ちなみにこちらのヒョウは地元のガイドによって“Mathoja”と名付けられたメス。幼い頃に足にひどい怪我を負ったという彼女であるが、無事生き延びることができ、今ではこんな美しい姿に成長を遂げている。

 

自然界に生きる動物たちの美しい瞬間を捉えた数々の作品は、こちらのサイトからその全てを閲覧することができる。

 

また来年度のコンテスト作品の応募は既に開始されている。自然界や野生生物を捉えたとっておきの写真がある方は、応募されてみてはいかがだろうか。(了)

 

 

出典:Wildlife Photographer of the Year

出典:Boredpanda:20+ Of The Best Wildlife Photos Of 2018 (WARNING: Some Images May Be Too Brutal)(10/18)

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