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CIAの幹部が親パレスチナの写真をSNSでシェア、米政府内にも亀裂か?

CIAの幹部が親パレスチナの写真をSNSでシェア、米政府内にも亀裂か?
CIA

アメリカの情報機関の幹部が、親パレスチナの写真をSNS上に投稿し、注目を集めた。

 

SNSの写真をパレスチナ国旗に変更

 

フィナンシャル・タイムズ紙によれば、その幹部とは、米中央情報局(CIA)の分析副部長で、彼は自身のフェイスブックのカバー写真を、パレスチナの国旗を振る男性に変更したという。

 

しかしその後、その職員は、「パレスチナ解放」という言葉が書かれた別の画像とともに、写真を削除したそうだ。

 

この事態を受け、CIAは職員に対し、ソーシャルメディアでの政治的発言を控えるよう促したという。

 

SNSで発言するのは極めて異例

 

CIAはアメリカで最大の対外情報機関であり、大統領に情報と分析を提供する責任を負っている。

 

しかもこの分析副部長は以前、毎日大統領へのブリーフィングの際に使われる、トップシークレットの文書の作成を主導していたという。

 

このように最高機密を扱う情報官が、政治的な内容をSNSに投稿するのは極めて異例で、イスラエル軍のガザ地区への攻撃に対するバイデン大統領の対応を巡り、アメリカ政府内で深い亀裂があることを浮き彫りにしている。

 

ガザ地区ではすでに1万5000人以上のパレスチナ人が、イスラエル軍の攻撃などで死亡し、町も廃墟と化しているが、バイデン大統領は依然、イスラエル政府への断固とした支持を表明している。

 

しかし同時に、何百人もの政府高官や元選挙参謀らが、パレスチナ人保護のために停戦を求め、それをバイデン大統領に促す公開書簡にも署名しているという。

 

その一方で先日、アメリカ国務省の元職員が、ニューヨークのハラール食品販売業者に嫌がらせをし、もっと多くのパレスチナ人の子供が死ぬべきだと発言、その動画も拡散した。(了)

 


出典元:Aljazeera:Pro-Palestine Facebook post sparks CIA warning(11/29)

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