ユダヤ系学校の女子生徒71人が排水トンネルで“迷子”に、SNSで差別的反応も

ニューヨーク州ナイアックで6月10日、ユダヤ教系学校の女子生徒71人が、学校行事で訪れていたナイアック・メモリアル・パーク内の排水トンネルに入り込み、そのまま戻れなくなった事案が発生した。
引率者と地下トンネルへ進入
当日、モンシーにあるユダヤ教系学校「Toras Emachu」の女子生徒71人が、公園から続く大きな排水用カルバートに入り、約半マイルにわたり地下区画を歩き続けたとされる。進むうちに方向感覚を失い、その後近隣住民が地下から聞こえる声に気づき通報した。
通報を受け、オレンジタウン警察やナイアック消防、ロックランド郡のHatzolah EMSを含む複数の緊急対応機関が出動。全員の所在確認が行われ、児童71人と引率者は無事に地上へ誘導された。脱水や疲労を訴えた生徒はいたものの、深刻な負傷者はいなかったとされる。
▼救出時とされる映像。笑顔の生徒もおり、緊迫感はあまりない
New York’ta bir Yahudi okulunda okuyan 71 kız çocuğu, kanalizasyon sistemine bağlı yeraltı tünellerinde bulundu.
71 çocuğun aynı anda tünelleri keşfe çıktığı ve kaybolduğu, gelen ihbar üzerine kurtarıldıkları açıklandı. pic.twitter.com/kqcKJBReip
— Star Gazetesi 🇹🇷 (@stargazete) June 11, 2026
ナイアックのジョー・ランド市長は、迅速な救助対応に謝意を示すとともに、生徒たちが最終的に自力で地上付近まで移動できた点にも触れた。市長によれば、生徒らは公園から町の中心部近くまで進んでいたという。
一方で、ナイアック村の行政担当者アンディ・スチュワート氏は、学校側が当日の公園利用許可を取得していなかったと説明しており、今後の対応については未定としている。
学校はニューヨーク州モンシーに所在しており、ユダヤ系コミュニティが多い地域として知られる。
SNSで反ユダヤ的投稿が拡散
今回の出来事そのものは大きな被害を伴うものではなかったが、救助後にSNS上で反ユダヤ的な投稿が相次いだことが問題視されている。
投稿の中には、2024年にブルックリン・クラウンハイツで発生したハシディズム系団体の無許可地下トンネル掘削事案を引き合いに出すものや、「地下トンネルを利用した人身売買」という陰謀論を持ち出したものがある。また、今回の生徒たちをユダヤ人の差別的な表現である「ネズミ」に例えるものなどが見られたという。
ユダヤ系団体の関係者は、匿名性の高いオンライン空間において、無関係な出来事であっても既存の偏見やミームが結びつきやすい状況があると指摘し、差別的な投稿が見られる状況について懸念を示した。
ナイアックの住民の一人は、複数の反ユダヤ的コメントのスクリーンショットを Facebook に投稿。「たった一つのローカルニュースがきっかけで、軽蔑があふれ出すのだとしたら、その軽蔑はもともとそこにあったということだ」とコメントした。(了)
出典元:Monsey Scoop:Chaverim of Rockland, First Responders Rescue 71 Monsey Schoolgirls From Underground Tunnels in Nyack(6/10)
出典元:JTA:After dozens of Jewish girls get lost in NY creek tunnel, antisemitic comments follow online(6/11)


























