【トルコ・シリア大地震】略奪した犯人らが警察官や市民に殴られる
トルコやシリアで起きた大地震により、現地では略奪する人が現れ、警官らに殴られているという。
略奪者が人々の怒りを買う
現在、6日に発生した地震により、トルコやシリアでは3万人以上の犠牲者が出ており、引き続き瓦礫に埋もれた人を探すため、救出活動も行われている。
そんな中、街では略奪する人も現れ、人々の怒りを買っているという。
実際SNSには、略奪して捕らえられた犯人が、警察官や市民から殴られる動画が複数投稿されている。
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— Turkish Paramedic (@TRparamedic) February 9, 2023
— Turkish Paramedic (@TRparamedic) February 10, 2023
やむを得ず略奪する被災者も
捕まえられた犯人の中には、被災者ではなく、身ぎれいな恰好をした人物もいたという。つまり彼らは、地震の混乱に乗じて、盗みを働いていたと考えられている。
しかし現在、多くの住宅が倒壊し、人々は生計を奪われ、厳しい寒さの中、路上に投げ出されている。
このため被災者の中には、氷点下の寒さに耐えかねて、スーパーに押し入り、食料を奪い、またそこへ避難している人もいるという。
10の州で非常事態を発令
現在、トルコの10州では非常事態宣言が発令され、治安当局には略奪者を処罰する権限が与えられているそうだ。
しかし冬の凍てつくような寒さは、避難民の苦しみをさらに増しており、トルコのエルドアン大統領も被災地を訪れ、現在仮設コンテナハウスやキャラバンの設置に取り組んでいると述べた。
また大統領は住民に対して、破壊された家を1年以内に再建すると約束したという。(了)