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ロシアの民間軍事会社「ワグネル」のトップ、エフゲニー・プリゴジン氏の新たな動画がSNS上で公開されている。

アフリカで撮影された動画

その動画はアフリカで撮影されたもので、日時や詳細な場所は明らかになっていないが、プリゴジン氏が亡くなる数日前の、8月19日か20日に撮影されたものと考えられている。

動画は「ワグネル」とつながりのあるテレグラム・チャンネル「グレイゾーン」が公開したもので、プリゴジン氏が車に乗り、カメラに向かって語りかける様子が映っていた。

プリゴジン氏はカメラに向かい「私が生きているかどうか、またどうしているかを議論している皆さん、今は2023年8月後半の週末です。私はアフリカにいます。私の粛清（殺害）について、または私生活やそこでの仕事、その他について推測したがる人へ、全ては順調です」と語っていた。

A channel close to Wagner PMC posted a video with Yevgeny Prigozhin In the video, says that it is “a weekend, the second half of August 23”, and he is in Africa. At the same time, the founder of the PMC assures “those who like to discuss his liquidation”All is in order with him. pic.twitter.com/Yl2FvDN0hg

— Ed… (@elcocary) August 31, 2023

ロシア政府は、プリゴジン氏の暗殺を強く否定しているが、今回の動画での発言から、プリゴジン氏自身が命の危険にさらされている可能性を認識していたと考えられている。

自家用ジェットが墜落、死亡

プリゴジン氏は8月23日、ロシアの首都・モスクワからサンクトペテルブルクへ自家用ジェット機で向かっていたが、その最中に墜落し、死亡した。

また以前、アフリカと思われる場所で語るプリゴジン氏の動画も公開されており、その時の服装は今回の動画での姿と一致しているという。

8月29日、プリゴジン氏の遺体はサンクトペテルブルク郊外にある墓地に埋葬されたが、参列者は数人に限られたそうだ。（了）

出典元：The Guardian：Yevgeny Prigozhin spoke of threats to his life days before death, video appears to show (8/31)