マサチューセッツ州の牛が背の高さでギネス記録に、体高180cm超
アメリカ·マサチューセッツ州にいるトミーという名の13才の雄牛が、「現在生きている世界一体高の高い去勢牛」として、ギネス世界記録に認定された。その高さは、人の平均的な身長を優に上回る187cmだ。
酪農場から買い取った1頭
飼い主であるFred Balawenderさんは、2010年に、競売にかけられようとしているトミーを、大規模な酪農場から買い取った。それ以来トミーは、Balawender家の一員のように暮らしている。
子牛だった頃から体は大きかったが、家族の誰もが、まさかここまで大きくなるとは思わなかったそう。Fredさんの娘であるLaurie Cuevasさんは「とどまることなく成長し続けたんです」と言う。
トミーという名は、家族が好きなフットボールチーム(ニューイングランド·ペイトリオッツ)のクォーターバックだった、トム·ブレイディにあやかって付けたのだそう。
ペットとして飼っている
トミーは、純血のブラウンスイス種の去勢牛だ。ブラウンスイス種はスイスが原産で、アメリカで乳牛として改良されたもの。大型だが、穏やかな性格で知られている。雄は乳が出ないので、肉牛として飼育されるのが一般的だ。
近所の人々はLaurieさんに、「トミーを食べるのか」と、頻繁に冗談を言うらしい。だがその度に彼女は、「トミーはあくまでもペットで、もし死んだら、うちの農場にお墓を作って埋めてあげる」と反論しているそう。
トミーの食事は1日3回以上。毎日約13kgの穀物と34kg以上の干し草を食べ、132~150リットルほどの水を飲むという。
去勢牛なので性格はとても優しく、人懐こい。特に子供が好きで、子供がいると、自分から頭を下げて撫でやすいようにしてあげるそうだ。(了)
出典元:UPI:Massachusetts steer called world’s tallest at 6 feet, 1 inch(9/15)
出典元:Guinness World Records:Gigantic bovine breaks moognificent record for tallest living steer(9/14)