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ガザ地区の病院の燃料備蓄はあと24時間しか持たない、国連が警告

ガザ地区の病院の燃料備蓄はあと24時間しか持たない、国連が警告
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イスラエルによって完全に封鎖されているガザ地区の病院では、間もなく備蓄が底をつくという。

 

何千人もの患者の命が危険に

 

国連人道問題調整事務所(OCHA)は15日、ガザ地区全域の病院の燃料備蓄は、あと24時間しか持ちこたえられないと警告した。

 

また「バックアップ発電機が停止すれば、何千人もの患者の命が危険にさらされることになる」との見方を示した。

 

さらに国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)も15日、ガザ地区での死者数が2670人に上り、9600人が負傷するという「前例のない人的大惨事」をもたらしたと述べた。

 

またUNRWAのフィリップ・ラザリーニ代表は記者団に対し、次のように述べている。

 

「水の問題に目を向ければ、水は命であり、ガザでは水が不足しており、ガザでは命が失われている」

 

その後、水に関してはガザ地区の南部で供給が始まったと報じられたが、攻撃により水道管が破壊されて十分行き届いておらず、ガザ地区の住民もこの措置を「見せかけ(売名行為)」と呼んでいる。

 

1000人以上が瓦礫の下で行方不明

 

一方、パレスチナ市民防衛隊は15日、イスラエルによる空爆の標的となったガザの建物の瓦礫の下で、1000人以上が行方不明になっていると明らかにした。

 

市民防衛チームは声明の中で、建物が攻撃されてから24時間後に、多くの人々が瓦礫の中から生きて引き揚げられたと述べた。

 

またイスラエル軍の報道官が語ったところによると、ガザ地区北部からの避難が続く中、60万人以上が南部へ移動したという。

 

WHOが「ハマス」に人質の解放を要求

 

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は15日、イスラエルがガザ地区からパレスチナ人を強制避難させる中、「ハマス」に対し、すべての人質の解放を求め、イスラエルに対しても「公衆衛生上の大惨事」になると警告し、次のように述べた。

 

「WHOはハマスに対し、民間人の人質を解放するよう求めるとともに、イスラエルに対し、民間人と保健施設を保護する国際法上の義務を遵守するよう訴え続けます」

 

そんな中、ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領は15日、パレスチナ暫定自治政府のアッバス議長とガザの状況について電話で話したという。

 

電話会談の中で、マドゥロ大統領はアッバス議長に対し、ベネズエラは今後数日以内に30トンの人道援助をガザに送ると伝えたそうだ。(了)

 

出典元:The Guardian:Israel-Hamas war live: Biden says Israel occupation of Gaza would be ‘big mistake’; 24 hours’ more fuel at Gaza hospitals, says UN(10/15)

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