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英と仏の漁船がホタテを巡り対立、石や発煙弾が投げられ衝突する事態に

英と仏の漁船がホタテを巡り対立、石や発煙弾が投げられ衝突する事態に
Facebook/Henry Reilly

イギリスの漁船がホタテを横取りしているとして、フランスの漁師が抗議し、発煙弾を投げる事態にまで発展した。

 

イギリスの漁師が海軍の出動まで要請

 

この衝突が起きたのはフランスのセーヌ川河口付近、ノルマンディの沖合とされ、現場では当時5隻のイギリスの漁船がホタテの漁をしていたという。

 

そこへフランスの漁船40隻が集結。イギリスの船がホタテを横取りしているとして抗議し、両者が激しく衝突した。

 

フランスの漁船からは石や発煙弾(火炎瓶という記事も)などが投げられ、スコットランドのトロール船(底引き網漁船)は炎上。その他のイギリス船も、舳先や窓ガラスに穴が開いたと言われている。

 

その後、イギリスの漁業関係者は、この海域で漁船を保護するために、政府に対し海軍の出動を要請したという。

 

英と仏で異なる制度が原因か

 

実はフランス政府は持続可能な水産資源を確保するために、自国の漁師に対し10月1日から5月15日の間だけホタテ漁を許可していたという。

 

しかしイギリス側にはそのような規定がないため、漁師らは制限を受けずに漁を行ってきたそうだ。

 

このため以前から両者の間でトラブルが絶えず、今回の動画でも2隻の漁船が激しく衝突する場面も映っていた。

 

またこの問題に関しては1年以上にわたって交渉が行われ、イギリスの大型船がこの海域に入らないなどの合意がなされていたが、1カ月前にフランス側が拒否したため、再び決裂していたという。

 

イギリス船がいたのは公海上だった?

 

イギリス漁船のオーナーであるBrixhamさんは今回の事件について、取材に対し次のように語っている。

 

「1隻の漁船に火炎瓶が投げられ、他の船は窓を叩き割られました。誰も殺されなかったのが信じられません。(略)彼らは私たちがホタテを盗むためにこの海域に入ったと考えているようですが、私たちは12マイル(約20km)の制限区域の外にいたのです。しかもそこは公海上だったんですよ」

 

またスコットランド白身魚漁業協会の会長、Mike Park氏はBBCの取材に対し、「スコットランド漁船はあの海域にいる資格がある。英国漁船はフランス領海に入る権利があり、違法ではない」と述べている。

 

一方、ノルマンディ漁業組合の組合長であるDimitri Rogoffさんは、フランス側がイギリス漁船に操業をやめるよう接触を図るために同海域に向かったと主張。投石などがあったが、今回の事件でケガ人などが出たとは聞いていないという。

 

漁業資源をめぐってはどの国の間でもトラブルが起きているが、イギリスやフランスの間でもこのような事態になるとは、ちょっと意外と言えるかもしれない。(了)

 

さらに詳しくはBBC Japanへどうぞ。

 

出典元:MailOnline:Send in the Navy! British fishermen call for military help after French rivals PETROL BOMB trawler in mid-Channel battle to stop UK vessels ‘pillaging’ scallops from international waters(8/30)

出典元:BBC:Scallop war: French and British boats clash in Channel(8/29)

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