飛行中、非番のパイロットがエンジンを停止させようとして逮捕【アメリカ】
アラスカ航空の非番のパイロットが、機体を墜落させようとして、殺人未遂容疑などで逮捕された。
エンジンを停止させようとする
逮捕されたのは、ジョセフ・デビッド・エマーソン容疑者だ。
非番だった同容疑者は22日の夜、ワシントン州エバレットから、サンフランシスコ行きのアラスカ航空に搭乗し、コックピットの中にある補助席に座っていたという。
そして飛行中、突然エンジンの燃焼をとめるハンドル(レバー)を引き、エンジンを停止させようとしたそうだ。
しかし機長と副操縦士が素早く対応し、容疑者を制圧。シートに手錠をかけた状態で拘束し、エンジンの出力も失われなかったという。
80名の乗客と4名の乗員とが搭乗
その後、飛行機はオレゴン州のポートランド国際空港へ進路を変更し、着陸。エマーソン容疑者は逮捕された。
当時、旅客機には80名の乗客と4名の乗員とが搭乗していたが、誰もケガなどは負わなかったという。
乗務員はその後、乗客に対し、同容疑者が「精神的に参っているため、直ちに彼を飛行機から降ろす必要がありました」と説明した。
連邦航空局は声明を発表し、今回の事件については、現在世界で起きている出来事(恐らくイスラエルとハマスの紛争)との繋がりはないと述べている。
ただし連邦捜査局(FBI)は、旅行者に脅威がないと安心してもらうために、この事件を調査しているそうだ。(了)
出典元:ABC News:Off-duty pilot charged with 83 counts of attempted murder for allegedly trying to shut off engines on Alaska Airlines flight(10/24)