バンクシーの新たな作品、3日連続でロンドンに出現、3匹のサルが描かれる
ストリート・アーティストのバンクシーの別の作品が、再びロンドンで発見された。
鉄道の橋に描かれた3匹のサル
バンクシーは、ロンドンのリッチモンドにあるKew橋近くの壁に、ヤギと思われる絵を描き、8月5日にはその写真をインスタグラムに投稿し、自分の作品だと認めた。
また8月6日には、ロンドンのチェルシーにある建物に、鼻を互いに伸ばしているゾウの絵も見つかり、それもバンクシーの作品だと明らかになった。
そして8月7日、東ロンドン駅の高架橋に、3匹のサルが描かれているのが目撃され、3日連続で作品を発表した。
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「ロンドンの動物園シリーズ」
バンクシーはインスタグラムへの投稿で、どの作品にもキャプションをつけていない。
そのためこれらの動物の絵にどのような意味があるのか、さまざまな憶測を呼んでいる。
これらの作品はすでに「ロンドンの動物園シリーズ」と呼ばれており、ファンの間では、最近の極右暴徒を動物に例えているのではないか、と囁かれているという。
バンクシーは作品の中で、猿をモチーフにすることも多く、作品の中で人間の代わりに動物を使って社会的、政治的なメッセージを伝えることが多いと言われている。
故エリザベス女王の即位50周年記念では、チンパンジーの顔をした女王を、黒とイギリス国旗の色で描いた。
またバンクシーが公の場に現れる時は、たいてい猿のマスクをかぶっているそうだ。(了)
出典元:The Guardian:Banksy reveals third London animal mural in three days(8/7)