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バンクシーが描いた「ゴリラ」の絵、ロンドン動物園が撤去へ

バンクシーが描いた「ゴリラ」の絵、ロンドン動物園が撤去へ
Instagram/banksy

イギリス・ロンドン動物園のシャッターに描かれたバンクシーの絵が、撤去されることになった。

 

保存するために撤去を決定

 

その絵は8月13日に、ロンドン動物園に描かれているのが見つかり、その後バンクシーも自身の作品だと認めた。

 

この作品は、バンクシーが描いた「動物シリーズ」の9番目の絵で、そこにはゴリラがシャッターの一部を持ち上げ、アシカや鳥などが解放されるような姿が描かれていた。

 

しかしロンドン動物園は、この作品を適切に保存するために、撤去する方針だと明らかにした。

 

バンクシーへ感謝の言葉

 

この絵が見つかってから、来場者が鑑賞できるようにするため動物園のシャッターは閉めたままだったという。

 

しかしロンドン動物園の最高執行責任者、キャサリン・イングランド氏は8月15日に投稿したブログで、バンクシーが作品を描いてくれたことに感謝し、次のように述べた。

 

「当園の歴史において重要な瞬間であり、私たちはこれを適切に保存したいと考えています。この作品がすでに多くの人に喜びをもたらしていることに感激していますが、何よりも、野生動物にスポットライトを当ててくれた、バンクシーに心から感謝しています」

 

8月5日以来、ロンドンの各地ではバンクシーによるさまざまな動物の絵が見つかったが、すでにゾウの絵は汚されてしまい、衛星アンテナに描かれたオオカミの絵は、何者かに盗まれてしまった。

 

また伸びをするネコを描いた6番目の作品も、安全上の理由で看板の撤去を依頼された3人の男性によって解体された。しかし依頼主は、その看板は美術館で再び組み立て直されると述べている。(了)

 

出典元:The Guardian:Final artwork in Banksy animal series removed by London Zoo(8/18)

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