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知られざるモーツァルトの楽曲、ドイツの図書館で発見

知られざるモーツァルトの楽曲、ドイツの図書館で発見
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ドイツの図書館で、新たにモーツァルトの楽曲が発見され、注目を集めている。

 

12分間続く弦楽三重奏

 

ザクセン州にあるライプツィヒ市立図書館は9月19日の声明で、モーツァルトがおそらく10代前半の頃に作曲した、これまで知られていなかった楽曲が見つかったと発表した。

 

この楽曲は、1760年代半ばから後半に書かれたとみられ、約12分間続く弦楽三重奏のための、7つの短い楽章で構成されているという。

 

1756年に生まれたモーツァルトは神童と呼ばれており、父親の指導の下、幼い頃から作曲を始めていたと言われている。

 

「ガンツ・クライネ・ナハトムジーク」

 

研究者たちは、モーツァルトの音楽作品をまとめた「Köchelカタログ」の最新版を編集中に、音楽図書館で偶然新しい楽譜を発見したという。

 

しかし発見された楽譜は、モーツァルト自身が書いたものではなく、1780年頃に書き写されたものだと考えられている。

 

ライプツィヒ図書館によると、この曲のタイトルは「ガンツ・クライネ・ナハトムジーク(Ganz kleine Nachtmusik)」とカタログに記されていたという。

 

またこの作品は、モーツァルトの最初のイタリア旅行前に、書かれたことが示唆されているそうだ。

 

9月18日に、オーストリアの都市、ザルツブルクで行われた発表会では、すでにこの曲が演奏されており、9月21日にはライプツィヒ歌劇場において、ドイツで初めて演奏される予定だという。(了)

 

出典元:The Guardian:Previously unknown Mozart music discovered in German library(9/19)

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