バンクシーの新作「灯台」を描いた絵が出現、謎めいたメッセージ

バンクシーが新作を発表したのだが、そこには謎めいたメッセージも書かれていた。
描かれた場所は不明
バンクシーは5月29日、自らのインスタグラムに新たな作品の写真を投稿。そこにはベージュの壁に、灯台が描かれていた。
また絵には「あなたが私に見ているものに、なりたい」といったメッセージも書かれていたそうだ。
しかし29日の時点で、まだこの絵がどこに書かれているのか、またメッセージにどんな意味があるのかも、明らかになっていない。
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場所は南フランスのマルセイユか?
ただ、ネットのユーザーたちは、この作品が南フランスのマルセイユにあるのではないかと推測しているという。
また作品の意味については、ネット上にも「光を与えれば、人々は道を見つける」や「あなたが、なり得る道しるべ」といった意見が寄せられているそうだ。
ネットで拡散している作品の別の画像には、スクーターに乗る人物と、壁のさらに奥に「Yaze」と書かれた文字が写っているという。
「Yaze」というのは、カナダのグラフィティアーティスト、マルコ・ザ・ポーロ氏が使用しているものと一致しており、彼はバンクシーがインスピレーションの源だと語っていた。
バンクシーはキャリアを通して正体を明かさず、作品が本物かどうかは、インスタグラムのアカウントを通してのみ確認されている。
彼の作品にはしばしば政治的なメッセージが込められており、過去の作品は移民、ウクライナ紛争、ホームレス問題などを暗示していた。
しかし作品の中には、昨夏ロンドン各地に描かれた動物のシリーズのように、その意味が明確でないものもあるという。
また昨年12月、バンクシーは聖母子を描いた別の作品を投稿しており、その絵は今年の2月にロンドンの害虫駆除局が主催した個展で展示されたそうだ。(了)
出典元:BBC:New Banksy revealed but location remains a mystery(5/29)
出典元:METRO:Banksy reveals new work featuring lighthouse and mysterious message(5/29)