YouTube/KCAU-TV Sioux City

新型コロナウイルスの感染への恐怖から、自宅待機をしている高齢者の女性。彼女を助けているワンコが、アメリカで注目を集めている。

3週間以上も自宅待機する高齢者

そのワンコとはコロラド州の街、Manitou Springsで暮らすゴールデン・レトリバーの「Sundance」だ。

「Sundance」の隣に住む女性、Renee Hellmanさん（71）は慢性閉塞性肺疾患を抱えており、高齢ということもあってか、新型コロナに感染しないよう、すでに3週間以上も自宅待機を続けていたという。

10年間も彼女の隣で暮らすKaren Evelethさんは、そんなHellmanさんの状況を知り、なんとか役に立てないか考えていたそうだ。

しかしHellmanさんを感染の危険にさらすことなく、支援することは難しい。

「Sundance」が大活躍

そこでEvelethさんは人間が直接会わずに、Hellmanさんを助ける方法を思いつく。それは愛犬の「Sundance」に手伝ってもらうことだ。

Hellmanさんは「Sundance」に対し、Hellmanさんの家の玄関まで食料を届ける方法を教え、「Sundance」も見事にそれを成し遂げたという。

またその後も「Sundance」は、Hellmanさんの家の郵便箱から手紙などを回収。Evelethさんが作る手料理も運び続けているそうだ。Evelethさんは次のように語っている。

「私はHellmanさんのために食事も作っています。Sundanceは、空になった容器も持ち帰ってくれるのです」

「Sundance」が毎日訪れることは、自宅待機を続けるHellmanさんを励ましており、彼女もこのワンコを「つつましやかな（謙虚な）ヒーロー」と呼んでいるという。（了）

出典元：Good News Network：This Diligent Dog Has Been Delivering Groceries, Meals, and Mail to Senior Neighbor in Quarantine(4/2)