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医療フェチのサイトが物資不足の病院に、使い捨てメディカルウェアを寄付

医療フェチのサイトが物資不足の病院に、使い捨てメディカルウェアを寄付
MedFet UK

英国の医療フェチ向けオンラインストアが、商品として在庫していた使い捨てメディカルウェアを、新型コロナウイルス感染症と戦う病院に無償提供したことを公表した。

 

英国の医療フェチストア

 

「MedFet UK」は、医療プレイを好む特殊な性癖を持った人たちに医療用具を販売する、特殊なオンラインストアだ。扱っているアイテムは、病院で使われる注射器や手術用のメス、カテーテルなどといった本物の器具。

 

このMedFet UKに、英国南部のある病院から助けを求めるDMが届いたという。ストアのオーナーであるJustin氏によれば、病院のスタッフから「使い捨てメディカルウェア(disposable scrub)が非常に不足している」という訴えがあったそうだ。

 

MedFet UKは小さな会社で、在庫のメディカルウェアは25着ほどしかなかったが、全てを無償で提供。Justin氏そのことを、ツイッターでこう発表した。

 

「本日私たちは、使い捨てメディカルウェアの在庫全てを、NHS病院に寄付しました。通常、大量には在庫していないので少ない枚数でしたが、病院のスタッフは絶望的な様子だったので無料で送りました」

 

 

NHS病院とは、英国の国民医療制度で運営されている公的医療機関だ。そこが医療フェチのサイトに支援を求めてきたのは、「意外なんてものじゃない!」とJustin氏は言う。

 

だが実際に、3月28日の週には、その病院だけでなく「英国各地のNHS病院から、調達の担当者が保護用具や医療用の衣類などを求めて、MedFet UKにコンタクトして来た」とのこと。

 

英国の医療制度を批判

 

今のような緊急時に医療フェチという特殊なコミュニティーにまで助けを求めなければならない英国の医療制度は、根本的に何かが間違っている、とJustin氏は批判的だ。ツイートの中でこう言っている。

 

「うちのショップは、キンク(kink/変態)コミュニティーの中でも特に少数の、ごく限られた人たちに向けたものです。そんな私たちが、危機を迎えた国営医療サービスの、物資調達の頼みの綱となっている現状はどこか根本的に間違っているのではないでしょうか。幻想を抱くのはやめましょう。これは、過去10年にわたって医療予算を縮小して来た結果です。平常時でも満足に機能しなくなっている国家医療制度が、地球規模のパンデミックに対応できるものでしょうか」(了)

 

出典元:Mashable:Medical kink store donates scrubs to hospital in need(3/28)

出典元:Metro:Medical fetish site donates entire stock of disposable scrubs to NHS(3/28)

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