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「黒人を殺そうとした…」リーアム・ニーソンが騒動後初めてTVに出演、語った内容とは?

「黒人を殺そうとした…」リーアム・ニーソンが騒動後初めてTVに出演、語った内容とは?
Wikipedia/リーアム・ニーソン

映画『シンドラーのリスト』の主演で知られる映画俳優リーアム・ニーソンさんが、「黒人を殺そうとした」と発言し波紋を呼んでいる。

 

この件について米国の報道テレビ番組「グッド・モーニング・アメリカ」でインタビューを受けたニーソンさんは、殺そうとしたことを認めたうえで、自分は「人種差別主義者ではない」と釈明した。

 

親しい友人女性がレイプされて

 

問題の発言は、ニュースメディアIndipendentのインタビューの最中に飛び出した。それは彼が主演する新作映画『Cold Pursuit』に関するインタビューだったが、途中で話が逸れ、ニーソンさんが自身に起こった過去の出来事を告白する流れになった。

 

それは数十年前のこと、ニーソンさんと親しくしていた友人の女性がレイプされたという。逃げ去った犯人は黒人だった。ニーソンさんは、それを知った後の自分の行動についてこう話している。

 

私は武器になる棒を持ってあちこちの路地を歩き回り、誰かが近寄って来るのを期待しました。こんなことを話すのは恥ずかしいのですが……1週間ほどそれをやっていたと思います。黒人のろくでなしがどこかのバーから出てきて、私を見つけて喧嘩でも吹っかけてくればいいと思っていたのです。わかるでしょ? そうすれば……そいつを殺せる。

レイプ犯が白人だったら

 

この発言が物議をかもし、ニーソンさんは2月5日、報道番組「グッド・モーニング・アメリカ」で新たなインタビューを受けることになった。

 

その中で彼は、「自分は人種差別主義者ではない」と言い切りながらも、当時「(殺したいという)衝動」があったことは認めた。

 

 

「グッド・モーニング・アメリカ」のインタビューで、ニーソンさんはこう語っている。

 

私は意図的に黒人街に行きました。わざと襲われるために行ったのです。自分がこんなことをしたという事実に、自分で驚き、悩みました。心の救いを求めて神父さんところへも行きました。

 

幸いなことに実際は何も起きなかったわけだが、「もし誰かに襲われていたら、その相手を殺していただろう」と彼は話している。

 

また、もしレイプ犯が白人だったら?というインタビュアーの質問に対して、その通りの容姿の人間を探しただろうと答え、犯人がどんな人種であっても同じような行動を取っていたはずだと語った。

 

インタビューの中でニーソンさんは、自分が1960年代から80年代にかけて、紛争の絶えなかった北アイルランドで育ったことや、『シンドラーのリスト』の撮影時に、ドライバーから反ユダヤ主義のコメントを受け取ったことも語っている。

 

その上で友人がレイプされた時の自分の行動について、「黒人に対し恐ろしい感情を持ち、現実に戻った時に、自分はショックを受けた」と繰り返し述べた。そして今回の発言で黒人の人たちの心の痛みを理解すべきだとインタビュアーに指摘され、彼は次のように述べている。

 

もちろん、間違いなくあなたは正しい。そして当時は、今から約40年前のことだが、私はそのことを考えていなかったのです。そのことも含めて全てが、自分を驚かせました。しかしこれは原始的な憎悪だと思うのです。それは正気に戻った時、本当に、本当に私にショックを与えました。

 

またニーソンさんは今回の発言によって、人々に何を学んでもらいたいかを尋ねられ、次のように答えている。

 

話をすることです。心を開いて、これらのことについて話すことです。この国では、私たちは全員、自分が政治的に正しいというふりをしています。それは私自身も同じです。人々は時々、表面をひっかいて、人種差別や偏見がそこにあることを発見するのです。

 

インタビュアーは、ニーソンさんが自分の発言から逃げず、正直に自分が悪いと認めているとコメントしたが、最後に事件当時の気持ちは「今度の新作映画のテーマ(根本)ではないですよね」と確認した。

 

ニーソンさんはそれを認め「暴力は暴力を生む、偏見は偏見を生む」と答えている。(了)

 

出典元:INDEPENDENT:Liam Neeson: Full transcript of Good Morning America interview addressing racism scandal(2/5)

出典元:GMA:Liam Neeson clarifies previous remarks in ‘GMA’ interview: ‘I’m not a racist’(2/5)

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