潮が満ちると顔が沈む…スペインの川に女性の像が出現
先週、スペインの川に沈んでいきそうな女性の像が設置され、注目を集めている。
川の水面から顔が出るよう設置
その像が現れたのは、スペイン北部の街、ビルバオを流れるネルビオン川だ。
像は女性の顔の部分だけで、120kgもある巨大なもの。川の水面ぎりぎりの所に顔が出るように設置されたという。
そして潮が満ち始めると、女性の顔が沈んでいく仕掛けになっているそうだ。
🇪🇸 – Staring impassively out from the murky waters of #Bilbao's River Nervion, the eerily lifelike face of a young girl drowning in the tide has been unsettling people in the #Spanish city since she appeared unannounced last week. (Reuters) pic.twitter.com/G1pbOTbkwX
— Melvis (@The_Melvis) September 28, 2021
A sculpture of a ‘drowning girl’ caused quite a stir in Bilbao, Spain, after it suddenly appeared from the surface of the River Nervion last week. pic.twitter.com/RYi8N1HMyB
— NowThis (@nowthisnews) September 28, 2021
持続可能な社会への議論を促すため
この像を作ったのは、メキシコ出身のハイパーリアリズム・アーティストであるRuben Orozcoさんだ。
この作品のタイトルは「Bihar(明日)」。スペインの金融機関Kutxabankの慈善団体であるBBK財団が、「持続可能な社会」についての議論を促すために、キャンペーンの一環として制作されたという。
#bihar obra de @rubenorozcoloza en la ría de #Bilbao. Campaña de la #bbk pic.twitter.com/kiXhRt3h9B
— Clara alcantara (@clarapinttora) September 24, 2021
Orozcoさんはスペインのメディアに対し、「この目的は、行動によって、自分たちを沈めることも、浮かせることもできる、ということを人々に気づかせることなのです」と語っている。
Orozcoさんの作品がビルバオに設置されるのは、これが初めてではない。
2年前にも公園のベンチに座る一人の女性を描いた等身大の彫像「Invisible Soledad」が置かれ、高齢者の孤立した生活についての議論を巻き起こしたという。(了)
出典元:MailOnline:Creepy statue of drowning girl sparks alarm in Spain after Bilbao authorities placed the artwork in tidal waters during the middle of the night(9/28)