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潮が満ちると顔が沈む…スペインの川に女性の像が出現

潮が満ちると顔が沈む…スペインの川に女性の像が出現
Twitter/Melvis

先週、スペインの川に沈んでいきそうな女性の像が設置され、注目を集めている。

 

川の水面から顔が出るよう設置

 

その像が現れたのは、スペイン北部の街、ビルバオを流れるネルビオン川だ。

 

像は女性の顔の部分だけで、120kgもある巨大なもの。川の水面ぎりぎりの所に顔が出るように設置されたという。

 

そして潮が満ち始めると、女性の顔が沈んでいく仕掛けになっているそうだ。

 

持続可能な社会への議論を促すため

 

この像を作ったのは、メキシコ出身のハイパーリアリズム・アーティストであるRuben Orozcoさんだ。

 

この作品のタイトルは「Bihar(明日)」。スペインの金融機関Kutxabankの慈善団体であるBBK財団が、「持続可能な社会」についての議論を促すために、キャンペーンの一環として制作されたという。

 

 

Orozcoさんはスペインのメディアに対し、「この目的は、行動によって、自分たちを沈めることも、浮かせることもできる、ということを人々に気づかせることなのです」と語っている。

 

Orozcoさんの作品がビルバオに設置されるのは、これが初めてではない。

 

2年前にも公園のベンチに座る一人の女性を描いた等身大の彫像「Invisible Soledad」が置かれ、高齢者の孤立した生活についての議論を巻き起こしたという。(了)

 

出典元:MailOnline:Creepy statue of drowning girl sparks alarm in Spain after Bilbao authorities placed the artwork in tidal waters during the middle of the night(9/28)

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