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無線バイブレーターによる不正疑惑のチェス・チャンピオン、お尻の検査でセーフ

無線バイブレーターによる不正疑惑のチェス・チャンピオン、お尻の検査でセーフ
Instagram/hans_niemann

チェスの世界で、テクノロジーを利用した不正疑惑が話題になっている。チャンピオンとなった新人が、お尻を通して、AIからアドバイスを受けていたのではないかという疑惑だ。その新人、今回出場した選手権大会では、試合前にお尻を念入りにチェックされたようだ。

 

無線バイブレーターで

 

不正疑惑がかかっているのはアメリカ・カリフォルニア州出身のチェスプレーヤー、Hans Niemannさん(19才)。彼は、9月にミズーリ州セントルイスで開かれたトーナメント戦「Sinquefield Cup」で、グランドマスターのタイトルを持つ世界ランキング1位のマグヌス・カールセン(ノルウェー)選手を負かしてしまった。

 

Niemannさんのそれまでの戦績はまったくふるわず、海外メディアによれば、どう見ても低レベルのプレーヤーだったそう。それがいきなりグランドマスターに勝つのは不自然だ、という声がチェスファンの中から上がり、不正疑惑が持たれていた。

 

チェストーナメントの主催者は、当然、不正には目を光らせている。特に最近は、プレーヤーが靴の底や服に仕込んだ無線バイブレーター(無線振動装置)の振動で、AIから次の一手の指示を受けるというケースが増えており、主催者は試合前に選手の体を(服の上から)手探りでチェックしているそう。だが「Sinquefield Cup」では、Niemannさんはこの検査をパスしている。

 

そこでチェス関係者から出て来たのが、尻の穴に「アナルビーズ(anal beads)」と呼ばれる大人のおもちゃの無線バイブレーターを入れていたのではないか、という推測だ。確かにこれなら、手探りの検査にひっかからない。

 

国際チェス連盟も、これは臭い、と感じ、疑惑解明の調査に乗り出しているとのこと。だが、Niemannさんは今のところ口を閉ざしている。

 

金属探知機でお尻を念入りに

 

今月開催されている、全米チェスチャンピオンを決定するトーナメント「U.S. Chess Championship」に、Niemannさんは出場した。今回、主催者は、手探りでなく、金属探知機を導入して参加選手全員をチェックした。

 

YouTube/Saint Louis Chess Club
YouTube/Saint Louis Chess Club

 

検査員(だけでなく関係者一同)はNiemannさんのお尻に注目していたようだ。探知機を近づけて丹念に調べたが、バイブレーターのような金属類は検知されなかった。(了)

 

出典元:New York Post:Chess champ gets butt inspected amid vibrating sex toy cheating claims(10/6)

出典元:New York Post:Huge chess world upset of grandmaster sparks wild claims of cheating — with vibrating sex toy(9/14)

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