妻を失ってからの生活-元ディズニーアニメーターが描く絵日記が胸に響く


2017年10月27日、ゲーリー・アンドリュースさんの人生は大きく変わった。妻であるジョイさんを失ったのだ。ほんの数日前、出張先のカナダに向かうゲーリーさんを、ジョイさんは空港まで送り届けていた。

 

「単なる風邪」を引いたと思っていたジョイさん。その風邪が、敗血症を引き起こしてしまったのだ。敗血症とは感染症をきっかけに、体が過剰に防御反応を起こして、自分自身の体を傷つけてしまう状態のこと。日本国内でも年間10万人が敗血症により、命を落としているという。

 

ジョイさんの急変を聞き、急いで帰国したゲーリーさん。しかし、夫の帰りを待たずに、ジョイさんは息を引き取った。それほどの急な別れだった。

 

突然始まった3人の生活

 

アンドリュー家は、ゲーリーさんとジョイさん、そして10歳のリリーちゃんと、8歳のベンくんの4人で暮らしてきた。

 

突然始まった3人での生活。また、元ディズニーのアニメーターであるゲーリーさんは、ジョイさんとともにビデオプロダクションを立ち上げ、成功を収めていた。

 

▼ゲーリーさんが会社のTwitterから投稿した、妻の訃報。「美しい妻であり、女神が奪われてしまった」

 

公私ともにパートナーを失ってからの生活を、ゲーリーさんは3年ほど続けている彼の絵日記(##doodleaday)の中で記録し続けている。

 

▼ジョイさんの死後、最初に投稿された絵日記。「愛してる。いつだって」

 

▼10月29日に投稿された、こらえていた涙が決壊した瞬間。「傷はいつか癒えるだろう。しかし、今ではない」

 

ゲーリーさんの言う通り、悲しみを受け入れたのと同時に癒しの時間は確実に始まったようだ。

 

▼土曜日の過ごし方。朝食→ベッドをはぐ→ベンをテニスに連れていく→店で注文していた品物をピックアップ→掃除→明日の準備のため屋根裏へ→おばあちゃんの家でランチ→大量の買い物!→ベッドの準備→夕食の準備→演劇鑑賞→ウィスキー片手にあれこれ

 

▼朝ご飯を作りながらダンスタイム

 

▼「息子よ、その手を絶対に離さないで」

 

▼「涙がこぼれたときに、10歳の娘が慰めてくれた。これほど誇りに思ったことはないよ」

 

▼「子供たちが家事を手伝ってくれる。時短にはならないけど、楽しいのは間違いない」

 

▼「妻を失って最初に迎えたベンの誕生日。彼は私のヒーロー。私はラッキーだ」

 

▼「何も悪いことは起こらず、いい一日だった」

 

もちろん、妻を、そして母親を失った悲しみがそう簡単に癒えるわけではない。

 

▼「ママが恋しい」と口にした娘と息子。お母さんの何が恋しいのかと聞くと、娘は「おもしろいところ」、息子は「全部」と答えた

 

▼「上がったり下がったり、悲しみのローラーコースターに乗っている」

 

▼「あれから半年。多くのことが起こり、君に話したいことが溜まってきた。君を僕の隣に取り戻すためなら、なんだって差し出すよ」

 

それでも一家は、確実に前に向かって進み続けている。

“ジョイの木”との再会

 

今年の1月には、1本の木を植えてジョイさんの遺灰をまいていたゲーリーさんと子供たち。その樹を“ジョイの木”と名付けた。

 

 

しかし、その後は“ジョイの木”を見ると悲しみが押し寄せてくるのではないかと思い、その場所には近寄れなかったそうだ。5月5日、1月以降初めて“ジョイの木”に会いに行ったというゲーリーさん。

 

 

「実際はとても平静にジョイの木に会えたし、とても彼女を近くに感じられた」と振り返っている。

 

ゲーリーさんの絵日記は、毎日Twitterに投稿され、多くの応援や共感の声が寄せられている。

 

出典:日本集中治療医学会敗血症情報サイト
出典:The Sun:DEAR DIARY Ex-Disney animator dad uses poignant cartoons to chart life with two kids after wife’s sudden death from sepsis(4/30)