五輪選手のガス・ケンワージー、韓国の食用犬農場から90匹の犬を引き取る
フリースキーヤーとしてオリンピックでも活躍したガス・ケンワージー(26)さんが、韓国の食用犬農場から90匹もの犬を米国に連れ帰ったのをご存じだろうか。
食用犬農場から90匹もの犬を引き取る
米国人フリースキーヤーとして、ソチオリンピックの際には銀メダルを獲得したことで知られるケンワージーさん。
彼は2018年の平昌オリンピックにも参加し、結果は残念ながら12位に終わっているが、その際に訪れた食用犬農場からなんと90匹もの犬を連れ帰ったという。
これについてインスタグラム上で「今朝マットと一緒に、ここ韓国で1万7000も存在する食用犬農場の一つを訪れた」と綴ったケンワージーさん。
「韓国では250万もの犬が食用として、想像しうる限り最もひどい状態で育てられている。犬を食べるというのは韓国の文化の一部であるという議論も確かにあるだろう。これには個人的には賛成できないが、韓国の人々に西洋の価値観を押し付けるつもりはない。しかしそれでも犬たちの扱いは非人道的であり、文化は残酷さのスケープゴートになるべきではない。一部の人の考えには相いれないかもしれないが、これらの犬たちは家庭でペットとして扱われている犬と何ら変わりない」
Gus Kenworthy Just Rescued Another Dog At The Olympics, This Time From A Meat Farm 🐾😊https://t.co/pH0B1w2AE7 pic.twitter.com/b2miqLpk2c
— Big Barker (@bigbarkerusa) March 2, 2018
1匹は自宅へ、残りは引き取り手を募集
同性愛者としても知られ、ボーイフレンドのマシュー・ウィルカスさんと共に犬を引き取ることを決意したケンワージーさん。
引き取った犬については1匹を自宅で飼い、その他については米国とカナダのヒューメイン・ソサイエティー・インターナショナル(Humane Society International、HSI)の協力により、引き取ってくれる人を募集するとのことだ。
ケンワージーさんは引き取った1匹の犬に関し、「1枚目の写真にある可愛い赤ちゃんを引き取り(Beemoと名付けた)、彼女は数週間以内にワクチンを接種したらすぐ僕と一緒に住むためアメリカに来る。彼女に最高の人生を送らせるのが待ちきれない!」とインスタグラムに投稿している。
一方彼が犬を引き取ったのは実はこれが初めてではなく、2014年のソチオリンピックの際にもケンワージーさんはオリンピック村付近で発見した2匹の子犬を引き取っている。今回引き取られた子犬は、先に引き取られた2匹の犬たちと共に過ごすことになるのだろう。
韓国の食用犬農場に関しては様々な議論が行われているが、ケンワージーさんのような人の手により犬たちが救い出され、新たな人生を歩むことができることを願うばかりである。(了)
出典元:Fox News:US Olympian Gus Kenworthy rescues 90 dogs from Korean dog meat farm(2/26)
出典元:boredpanda:US Olympic Skier Gus Kenworthy Rescued 90 Dogs From Korean Dog Meat Farm(3/2)