ガザ地区の病院で未熟児として生まれた赤ちゃん、生き延びて母親と再会を果たす

ガザ地区で未熟児として生まれた幼児が、離ればなれになっていた母親と2年ぶりに再会を果たした。
包囲された病院にいた未熟児の1人
その幼児とは、パレスチナ人の女性、Sundus al Kurdさん(27)の娘、Bissanちゃんだ。
Bissanちゃんは、2023年11月にイスラエル軍がガザ地区北部のアル・シファ病院を包囲した際、病院内に閉じ込められた33人の未熟児のうちの1人だったという。
当時、アル・シファ病院の新生児集中治療室は、イスラエル軍の包囲により燃料と酸素が不足し、未熟児たちは何日も命の危機に瀕していたそうだ。
しかしその後、世界保健機関(WHO)とパレスチナ赤新月社により、Bissanちゃんを含めた赤ん坊たちは、ガザ地区からエジプトへ医療搬送された。
そして先日、2年ぶりに母親のSundus al Kurdさんは、娘のBissanちゃんと再会を果たした。その様子がこちら。
“The moment I held her in my arms again, it felt like she had never been away.”
Palestinian babies separated from parents at start of Israel-Hamas war, reunited after two years.
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— ABC News (@ABC) April 4, 2026
「彼らは死ぬ運命だった」
母親のal Kurdさんは再会した時、喜びを爆発させ、ABC Newsに対して次のように述べた。
「こんなに長い間、離れ離れになっていた娘が、やっと私の腕の中に戻ってきてくれました!毎日、不安に苛まれていました。もう二度と娘を抱きしめられないかもしれない、娘が私のことを忘れてしまうかもしれない、そんな不安です。でも、再び娘を腕に抱いた瞬間、まるで娘がずっとそばにいてくれたように感じました。あの瞬間は、この上ない喜びでした!」
アル・シファ病院の元形成外科部長、Ahmed Mokhallalati医師によれば、イスラエル軍に病院が包囲された時、Bissanちゃんの命は差し迫った危険にさらされていたという。
また当時、病院には医師1人と看護師6人しかおらず、未熟児たちの容態が悪化していく中で、彼らは懸命に看護にあたったそうだ。
しかし医療チームが必死に栄養を与え、体を温めようとしたが、5人の赤ちゃんが亡くなったという。
そして2023年11月19日、WHOとパレスチナ赤新月社がアル・シファ病院への立ち入りを許可された後、彼らは未熟児を連れて戦場を通り抜け、ガザ地区南部のラファにある病院まで運び、そこから国境を越えてエジプトへ移送した。
結局、28人の赤ん坊がエジプトへ避難したが、過酷な状況のため7人が亡くなり、生存者は21人になったという。Mokhallalati医師は、次のように述べている。
「保育器も酸素も水もない状態で、彼ら(未熟児たち)は死ぬ運命でした。しかし、この恐ろしい現実のあらゆる段階を生き延びました。(略)彼らは幾度となく死の淵に立たされましたが、あらゆる試練を乗り越えました。この混乱と破壊の中で、彼らは私たちにとって唯一の希望でした」(了)
出典元:ABC News:Palestinian babies separated from parents at start of war, reunited after 2 years(4/4)

























