Switch news

知っておきたい世界のニュース

NYで下水溝に落ちた婚約指輪、ネットの力で持ち主を特定し返されることに

NYで下水溝に落ちた婚約指輪、ネットの力で持ち主を特定し返されることに
Twitter/NYPD NEWS

観光客のカップルがニューヨークで、婚約指輪を下水溝に落としてしまうという不運に見舞われた。

 

婚約指輪を下水溝に落としてしまう

 

この出来事が起きたのは11月30日、場所はニューヨークのタイムズ・スクエアとされている。

 

アメリカを旅行で訪れていたカップルはその日、セントラルパークへ行き、そこで男性は恋人にプロポーズ、彼女から「Yes」という返事をもらったという。

 

その後、2人は夜にタイムズ・スクエアへ移動。男性が婚約指輪を彼女に渡そうとしたものの、下水溝の鉄柵の間から落としてしまったという。

 

やがてカップルはニューヨーク市警察に「指輪を落としてしまった」と通報。これを受け、警官が現場に向かうも、暗すぎて指輪は見えなかったそうだ。

 

 

このためカップルは諦め、帰国の途へ。しかしその後、信じられないような展開が待っていた。

 

多くの人がツイッターで拡散

 

通報があった翌朝、別の警察官が現場の下水溝へ向かい、指輪を捜索。すると10分か15分ほどで婚約指輪を発見したという。

 

このためニューヨーク市警は12月1日にツイッターで、「婚約指輪を発見した」という内容を投稿。同時に指輪の写真も掲載したそうだ。

 

 

さらに当時のカップルの様子を映した防犯カメラの動画も投稿し、2人を特定するため、また彼らに知らせるために、多くの人々に拡散を呼びかけ、「幸せなカップルに返したいので、彼らを見つけるのを手伝ってくれない?」と投稿した。

 

 

するとたちまち情報が広がり、ついにカップル自身がニューヨーク市警のツイートを確認。ニューヨーク市警も連絡を受け、カップルがイギリスに住むジョン・ドレナンさんとダニエラ・アントニーさんの2人だと分かり、現在2人に婚約指輪を返す準備を進めているという。

 

ニューヨーク市警は12月2日に、ツイッターで次のように述べている。

 

「私たちはこのストーリーをシェアしてくれた皆さんに、感謝申し上げたいと思っています。幸せなカップルはすでに自国に戻ってしまいました。しかしあなた方のツイートにより、彼らは私たちが探していることを耳にしたのです。現在彼らに指輪を返すための手筈を整えています。おめでとう!」

 

 

さらに同じ日に、「ツイッターありがとう。一件落着! ジョン、ダニエラ、ニューヨーク市警から愛をこめて」とツイートしたという。(了)

 

 

出典元:ABC News:NYPD finds couple who lost diamond ring in sidewalk grate(12/2)

出典元:CNN:NYPD found their lost ring in a drain. Social sleuths helped track the couple down(12/2)

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top