オーストリアの鉄道職員が除雪作業を中止し、雪に埋もれたヤギを救出
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オーストリアで除雪作業中の鉄道職員が、雪にうもれたヤギを見つけ、救出する様子がカメラでとらえられた。
除雪作業を中止し、救出する
オーストリアの通信社「APA」によれば、1月9日に鉄道会社「OEBB」の職員が除雪列車を使って、線路から雪を取り除く作業を行っていたという。
しかし中央部のGesaeuse国立公園に差し掛かったところ、シャモアという野生のヤギ(ウシ科・レイヨウ)が雪に埋まってしまったのを発見。
2人の男性職員が除雪作業を中止し、列車から飛び降り、ヤギのもとへとたどり着いた。そしてシャベルを使い、ヤギを覆っている雪を取り除き始めたそうだ。
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頭まで体全体が雪に埋まっていた
このヤギはやってくる除雪列車の音でその場に立ちすくんでしまったらしく、警笛を鳴らしてもその場から動けなくなり、その結果除雪で発生した大量の雪に覆われたとみられている。
しかも頭の部分まで雪に埋まっていたため、ヤギはほとんど動けない状態となっており、男性職員らも慎重に周りの雪を取り除き続けた。
やがて雪から体が見え始めた時、ヤギはゆっくりと動き出し、その後山の奥へと消えていったそうだ。その様子が下になる。
この動画は「OEBB」によって1月9日にYouTubeで公開されたが、現在までに5万3000回以上も再生されている。
また動画を見た人からも「良くやった!男たち、おめでとう」や「クールだ!素晴らしい仕事だ」といった称賛するコメントが寄せられたという。(了)
出典元:KRCR NEWS:Austrian train workers rescue wild goat buried in snowdrift(1/10)
出典元:NBC:Austrian train workers rescue wild goat buried in snowdrift(1/10)