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ベラルーシのパルチザンが、ロシア軍の早期警戒機を攻撃か?

ベラルーシのパルチザンが、ロシア軍の早期警戒機を攻撃か?
Twitter/Hanna Liubakova

ベラルーシ国内で、ロシア軍の飛行機が攻撃されたと、複数のメディアで報じられている。

 

ベラルーシのパルチザン組織が攻撃

 

この攻撃を行ったのは、ベラルーシのパルチザン組織「BYPOL」のメンバーとされている。

 

彼らはベラルーシの首都、ミンスクから12km離れた場所にある「マチュリシチー飛行場」をドローンで攻撃。

 

そこに駐機していたロシア軍の空中早期警戒管制機「Beriev A-50」、1機を破壊したと「BYPOL」は主張している。

 

2機のドローンが爆弾を投下

 

「BYPOL」側は、この攻撃に参加したのはベラルーシ人で、彼らはドローンによって空中早期警戒管制機を破壊することができたと述べている。

 

また一部の報道によれば、ロシア軍の「Beriev A-50」は、2機のドローンが投下した爆弾に被弾したという。

 

2発目の爆弾はコックピットの近くに命中したとされ、機体の前部と中央部が損傷し、航空電子機器やレーダーアンテナも損傷したそうだ。

 

実行者はすでに国外へ避難

 

この被害について、ロシア政府のペスコフ報道官はまだ何も語っていない。

 

しかしすでにロシア人とベラルーシ人の軍事ブロガーなどは2月26日に、飛行場で爆発があったと報告している。またロシア軍機の被害を報じている人もいるとか。

 

ベラルーシの野党指導者、スヴャトラーナ・ツィハノウスカヤ氏の顧問であるFranak Viačorka氏は、次のように語っている。

 

「これは2022年の初め以来、最も成功した陽動作戦だ。2人のベラルーシ人がこの作戦を行った。彼らはこの作戦にドローンを使用し、すでに出国して今は安全な場所にいる」

 

「Beriev A-50」は、敵の防空システムがいつどこで作動するかを検知することができ、ロシア軍がウクライナの防空システムを標的にすることを可能にするという。

 

ロシア国内のインフラにも攻撃か

 

一方、28日にはロシア国内でもウクライナによるドローン攻撃が行われたと、ロシアのメディアが報じている。

 

ロシア南部のKrasnador地方の町にある石油貯蔵所では、上空を飛行するドローンが目撃された後、火災が発生したという。

 

ロシア国防省は、この攻撃がウクライナ軍による民間のインフラ施設を標的にしたものだと主張している。

 

またモスクワ地域のガス施設でもドローンによる攻撃未遂が行われたとし、ドローンの残骸から、これがウクライナ製であることが示唆されたという。(了)

 

出典元:The Guardian:Belarus partisans say they blew up Russian plane near Minsk(2/27)

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