【オランダ】休校中、生徒に会えない先生が編んだ、クラス23人の人形が可愛い
ロックダウン中に生徒に会えない淋しさを癒すため、オランダの小学校の先生が手編みした人形。生徒23人それぞれの個性がよく表れていて、「見事だ」「可愛い」とSNSで評判になっている。
会えない生徒一人一人への思い
オランダのIngeborg Meinster-Van der Duinさんは、北ホラント州ハールレム市の小学校で教える先生だ。新型コロナウイルスの影響で、オランダでも学校は休校となり、現在は一部の地域で授業が再開されつつあるが、Ingeborg先生はこれまで2ヵ月近く生徒に会っていなかった。
「生徒たちが学校に来ないのでとても淋しかった」と語る彼女は、ネットで誰かが手編みの人形を作っているのを見て、自分もやってみようと思ったという。編み物の経験はなかったが、やり方を覚え、23人の生徒それぞれの人形を作った。
大きさ10cmほどの人形は、どれも一人一人の特徴を写している。日頃の服装をはじめ、髪型やメガネ、顔のそばかすなども似せてある。出来上がった人形の写真を撮り、生徒たちに送ると、誰もが自分の人形がどれかすぐに分かったそう。
今ではその写真が、SNSで広くシェアされている。
Ingeborg Meinster-Van der Duin, a Dutch teacher at the Haarlem Dr. H.Bavinck school knitted representations of her 23 young pupils, to share with the parents and children online during lockdown from BeAmazed
So cute this.
A Dutch school teacher who was bored at home, knitted 23 dolls that look like her pupils. "This way I don't have to miss the pupils," she told a local newspaper.
Each kid received a picture of the doll. Most said they recognized themselves in it. #coronacrisis pic.twitter.com/k2JieUkRno
— Jenan Moussa (@jenanmoussa) April 3, 2020
「先生の人形はないの?」
写真を見た生徒や親たちはやがて、人形が1つ足りないことに気づいた。「先生の人形はないの?」という声が、自然に上がったという。これに応えて、Ingeborg先生は自分の人形も作った。自分の人形を手に持った先生の写真を見ると、これもまた特徴が上手く捉えられているのが分かる。
海外メディアによれば、オランダは現在段階的なロックダウン解除を開始している。Ingeborg先生が子供たちと会える日は近いだろう。学校が再開したときは、人形をそれぞれの生徒にプレゼントするつもりだと先生は言う。
また、生徒や親たちからとても喜んでもらえたので、来年受け持つクラスでも同じように人形を作ろうと、先生は考えている。その時はロックダウンなど無くなっていてほしいものだ。(了)
出典元:boredpanda:This Teacher Missed Her Students So Much, She Knitted Tiny Dolls Of All 23 Kids In Her Class(5/20)
出典元:Thank’s Good News:Teacher Knits Cute Tiny Dolls Of Entire Class Of 23 Students Because She Missed Them So Much(5/19)