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7才少女が自分の脳手術費用のために、レモネードスタンドを開始

7才少女が自分の脳手術費用のために、レモネードスタンドを開始
mightycause

レモネードスタンドは、アメリカの子供が夏休みなどにお小遣い稼ぎをする手段として知られている。たいていは欲しい物を買うのが目的だが、アラバマ州に住むLiza Scottちゃん(7才)の場合、事情が大分違う。

 

大脳の3ヵ所に奇形

 

今年の1月30日、Lizaちゃんは2度にわたるてんかんの大発作に襲われた。それまでは、体に何の異常もなく元気だったのだが、「娘はその日、明け方の5時に大きな発作を起こし、それは45分くらい続きました」と、母親のElizabeth Scottさんは言う。さらに数時間後、2度目の発作に見舞われた。

 

アラバマ大学付属の小児専門病院「Children’s of Alabama」で検査した結果、Lizaちゃんの大脳の、3ヵ所に奇形があることが分かったそうだ。放っておけば発作を繰り返すだけでなく、脳出血や脳卒中を起こす可能性もあるため、医者はなるべく早い手術を勧めた。

 

手術は複数回になる予定で、小さなベーカリーショップを経営して生計を立てているシングルマザーのElizabethさんにとって、負担は大きい。そこでLizaちゃんは、昨年の夏にもやったことがあるレモネードスタンドを、ベーカリーショップの店頭で始めることにした。

 

売り上げを超える寄付

 

「そこまでする必要はない、と娘に言ったんです」海外メディアの取材を受けたElizabethさんはこう言う。「医療費の支払いに、当然ですが、娘の手助けは期待していません。私はシングルマザーですが、一人で子供たちの面倒をみています」彼女にはもう一人、未就学の息子がいる。

 

それでもLizaちゃんは、少しでも家計負担を減らすため、手作りのレモネードを一杯25セント(約26円)で売った。1ヵ月間続けた売り上げは少なかったが、事情を知った客たちからの寄付金が1500ドル(約160万円)以上も集まった。

 

また、このことが複数のメディアに取り上げられたせいか、Elizabethさんが立ち上げたクラウドファンディングのページにも注目が集まり、3月8日現在、目標額を大幅に超える37万3000ドル(約4000万円)が寄付されている。

 

Lizaちゃんは今月6日、1回目の手術のため、ハーバード大学の関連病院であるボストン小児病院に入院した。(了)

 

出典元:Fox News:7-year-old Alabama girl sells lemonade to help fund her brain surgeries(3/4)

出典元:Hindustan Times:7-year-old girl helps to fund her own brain surgery through lemonade stand(3/4)

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