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自宅前の道路工事が一向に進まず、一周年をケーキで皮肉った女性に市が緊急対応

自宅前の道路工事が一向に進まず、一周年をケーキで皮肉った女性に市が緊急対応
Facebook/Natalie Naquin Harvey

工事が始まったものの、作業は遅れに遅れ、道路の半分は通れない状態のまま。その一周年記念としてある住人女性がケーキを焼き、皮肉交じりにSNSに投稿したところ、市当局が素早く反応するという出来事がアメリカであった。

 

1年間だらだら続く道路工事

 

事の始まりは、ルイジアナ州ニューオーリンズ市の住人たちが参加するFacebookグループに投稿された「ケーキでも焼いたら」という冗談だった。1年近くだらだらと続き、一向に終わらないその道路工事に、道沿いの住む人たちは辟易していたのだ。

 

そのアイディアを実行したのが、やはりその道沿いに住むNatalie Naquin Harveyさんという女性。ケーキ作りが得意だった彼女は、腕によりをかけて、工事をモチーフにした特製ケーキを作った。そして工事現場に赴き、一周年のお祝いとして記念撮影。(コロナ禍のせいでパーティーは開けなかった)こんな文章を付けてFacebookに投稿した。

 

道路工事が始まって1年目の誕生日おめでとう! 工事の人たちが舗装を剥がし始めたのは、ちょうど1年前の同じ週。1年後、道路の半分は通行不可能。先週からは、深さ6フィート(約1.8m)の大穴が開いたまま! お祝いのために、工事現場を再現したケーキを作った。チョコレートスポンジを2層にして、ピーナッツバターを塗ってある。

 

市当局が即座に反応

 

SNSの力は大したものだ。工事の遅れを皮肉ったこの投稿はインスタグラムにも転載されているのだが、それを見た市当局(「Road Work City of New Orleans」が、数日後、コメント欄にこう書き込んでいる。

 

最初に、状況を我慢してくださっていることにお礼申し上げます。工事に大幅な遅れが生じていることも、そんな道路工事プロジェクトに皆さんがフラストレーションを感じていることも承知しております。道路のアップグレードには、一時的な不便は不可避ですが、これほど遅れている今回のケースは、さすがに見過ごせません。近々、市当局のチームが現場を訪れ、プロジェクトマネージャーや工事請負業者と共に対処する予定です。我々は責任を持って工事の遅れを解決し、工事を完了させ、住民の暮らしを向上させるつもりです。

 

Natalieさんは、地域の問題をケーキで解決してしまったわけだが、メディアの取材を受けてこんなことを言っている。

 

不条理なことや、そこから生まれるフラストレーションに、クリエイティブなやり方で対処するのはニューオーリンズ人の気質ね。あえてお祝いするのもその一つ。

(了)

 

出典元:boredpanda:1-Year Birthday Party For Incomplete Road Construction Goes Viral And Finally Gets Authorities’ Attention Interview(3/25)

出典元:sunny skyz:Louisiana Woman Celebrates Birthday Of Road Work On Her Street(3/25)

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