1日に2人の命を救った少年、警察に表彰される【アメリカ】
アメリカで11歳の少年が、1日に2人の命を救ったとして、警察から表彰された。
喉を詰まらせた友人を助ける
その少年とは、オクラホマ州の街、Muskogeeで暮らすDavyon Johnson君(11)だ。
12月9日、学校でJohnson君の友人が、水のボトルの蓋を口でくわえて緩めていたところ、キャップが喉の奥に入ってしまったという。
窒息しそうになった友人は、その後Johnson君のいる教室に入ってきたそうだ。
そこでJohnson君は、友人に駆け寄り、急いで「Heimlich法(腹部突き上げ法)」と呼ばれる方法を用いたそうだ。
これは喉が詰まった人の後ろからお腹を押さえ、素早く体を持ち上げる方法で、Johnson君がそれを友人に行ったところ、口からキャップが飛び出し、呼吸ができるようになったという。
体の不自由な女性を火事から救う
さらに学校からの帰り道、Johnson君はある家の裏が燃えているのを目撃。しかもその家のポーチから、体の不自由な女性が歩行器を使って出てこようとしていたそうだ。
それを見たJohnson君は道路を渡り、女性のもとへ駆け寄り、彼女が車に乗ってその場から離れるのを手伝ったという。
最終的に、火は家の前まで燃え広がったが、女性は無事に逃げることができた。
この救出劇を受け、Muskogee警察とMuskogee保安官事務所は、Johnson君に名誉会員となる証明書を贈呈したという。
Johnson君は「Heimlich法」をYouTubeで覚えたと述べており、将来は消防士になりたいと語っていたそうだ。(了)
出典元:ABC News:11-year-old boy saves choking school mate and woman from a fire in same day(12/24)