大人にも必要?患者の歯科治療の不安を和らげるセラピー犬アルド
子どもだけに関わらず、大人でも苦手な人が多い歯医者。南アメリカに位置する赤道直下の国・エクアドルには、そんな歯医者嫌いを救ってくれるかわいらしいヒーローがいる。
セラピードッグのアルド
エクアドルの首都キトにある小児歯科センターのParque Dental。ここで働いているのがアルドだ。
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彼の仕事風景を見てみよう。
▼彼が仕事場につくと、子どもは笑顔に
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▼治療中もナデナデ
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アルドがもたらす効果とは
彼の仕事は、待合室や診療室で、子どもたちの不安な気持ちに寄り添うこと。Parque Dentalは、中核を担う小児歯科センターであり、一般の歯科医では対応が難しい、歯医者嫌いの子供や特別なニーズを持つ患者にも対応をしている。
子供向けのセラピー犬として訓練を受け、米国の認証「USA Service Dogs」の認証を受けているプロフェッショナルなアルド。彼の実績を見てみよう。
落ち着いた様子で治療を受けているホアキン君だが、実は彼は元歯医者嫌い。治療をうまくできないことがあったそうだが、アルドとの出会いが彼を変えたそうだ。今では歯医者に行くのを楽しみにしているという。
アルドに負担をかけないため、治療中にアルドをナデナデするためには予約が必要だ。予約がなくても、待合室やゲームルームでアルドと遊ぶこともできる。
「病院に犬なんて衛生的に大丈夫なのか?」と考える人もいるかもしれないが、食事の管理や毎月の健康診断、特別な入浴、ブラッシング、運動、毎日の散歩などで、彼の衛生状態と健康をしっかりと守っているそうだ。
治療中の恐怖を緩和したり、ストレスや不安を軽減したりするだけではなく、アルドは子どもたちの集中力やコミュニケーション力の向上の役にも立っているという。
アルドがサポートするのは子どもだけだが、彼を必要としている大人も多いことだろう。(了)
参考サイト:Parque Dental