台湾のラーメン屋が、奇怪な深海生物のせラーメンを提供開始
台湾·台北市のラーメン屋に最近登場した新メニューが、注目を集めている。ワラジムシの一種を蒸してトッピングしたラーメンだ。14本足の巨大な具材は、映画「エイリアン」の怪物のように見える。
夢のような具材
台北市のラーメン屋「拉麺公子」は、先月下旬、巨大ワラジムシ(正確にはダイオウグソクムシ)をメインの具材にしたラーメンの、提供開始をFacebookで告知した。
海生甲殻類であるダイオウグソクムシは、体長20~40cmほどになる最大種。深海200 – 1000メートルほどの深さの海底砂泥地に生息する(Wikipedia)。
「拉麺公子」の店主はこの巨大ワラジムシを、「夢のような具材だ」と言っている。なぜなら、「白身の肉の部分はまるでロブスターや蟹のような味」で、「黄色い分泌腺は驚くほどの甘みがある」からだそう。
巨大ワラジムシは、まず消化器官を取り除き、その他の分泌腺を残すように下ごしらえする。そして、殻ごと、丸のまま蒸しあげる。麺のスープは濃厚なチキンスープ。蒸したワラジムシもこのチキンスープで茹でられ、イカやカツオのフレークと共にラーメンにトッピングされる。
日本で得たアイディア
海外メディアによれば、店主は日本の水族館を訪れた時にこの新メニューを思いついたとのこと。
水族館で巨大ワラジムシを見た店主は、最初は「とても可愛い」と思うだけだったが、後になって、ラーメンの具にするという考えに至ったと話す。
いくら美味しいと言われても、見た目で敬遠してしまう人は多いだろう。そして、日本円にして一杯約6700円という値段も、敬遠される要素になるかもしれない。台湾では巨大ワラジムシの供給量が限られているため、どうしても高額になってしまうとのことだ。
「拉麺公子」では、限られた人数の常連客にしか、これを提供していない。(了)
出典元:Insider:A ramen shop wants you to know it’s offering noodles served with its ‘dream ingredient’ — a giant 14-legged deep-sea creature related to woodlice(5/26)
出典元:Odditycentral:Taiwanese Restaurant Serves Ramen Dish Topped With a Scary Deep-Sea Creature(5/25)