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イタリア人マフィアが世界に拡散している、伊の捜査関係者が警鐘を鳴らす

イタリア人マフィアが世界に拡散している、伊の捜査関係者が警鐘を鳴らす
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イタリアでマフィアの捜査を専門に扱う組織が、イタリア人マフィアは世界各国に拡散しているとして、警告を発している。

 

イタリアン・マフィアは過小評価されている?

 

イタリア人マフィアの拡散に警鐘を鳴らしたのは同国の警察組織で、マフィアの捜査を専門に扱うDIA。

 

同組織のGiuseppe Governale氏は、ローマで開催された国外メディアとのミーティングの場で「組織化された犯罪は国外へと拡散し、グローバル化している」と指摘。

 

さらにシチリア島を拠点とし、イタリアで悪名を馳せるマフィア組織「コーザ・ノストラ(Cosa Nostra)」を引き合いに出し、同組織はこれまでにも米国やカナダ、オーストラリアに存在してきたと語る。

 

 

一方、Governale氏はイタリア南部カラブリア州で活動する「ヌドランゲタ(‘Ndrangheta)」については、「非常に強力な組織」でありながら、過小評価されていると懸念を表明している。

 

国外においても組織を”複製”する「ヌドランゲタ」

 

同組織はイタリア国内では、血縁と組織への忠誠を重視した組織展開を行ってきたことで知られる。

 

Governale氏によると、マフィア組織は活動を行っている世界中の国々と連絡を取り合うのに対し、ヌドランゲタは国外においてもカラブリア州で築いたのと同様の組織を“複製”させる傾向があるという。

 

その一例がベルギーの首都、ブリュッセルにおける同組織の活動だ。

 

ここでの活動に際し、Governale氏はヌドランゲタが複数の建物を購入するに留まらず、一つの地区を丸ごと買い上げていることを指摘している。

 

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上層部の大半が逮捕「コーザ・ノストラ」

 

他方でGovernale氏は、「コーザ・ノストラ」に関しては上層部の大半が逮捕され、組織的困難に直面しているという。

 

同組織においては、最重要人物とされ、1933年から現在まで逃走を続けているMatteo Messina Denaro容疑者も存在するが、同容疑者は既にコーザ・ノストラにおける指導者の地位にはないとか。

 

しかし一方、同組織において長年にわたり最重要地位にあった Totò Riina受刑者が昨年12月に収監されていた刑務所内で死去。

 

これにより、Governale氏はコーザ・ノストラが新たな指導者の任命に向け動く可能性がある、と警鐘を鳴らしている。

 

 

グローバル化し、世界に広がりを見せているとされるイタリアン・マフィア。そんなマフィアが日本に上陸し悪行を行わぬことを祈るばかりだ。(了)

 

出典:The Local Italy:Italian mafia is spreading abroad, investigator warns(6/6)

出典:AFPBB News:マフィア根絶への試み、一族の子に別の人生を イタリア(2017/7/17)

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