パイロットが誤って凍った川に着陸、飛行機の乗客は全員無事【ロシア】
ロシアで、乗客を乗せたプロペラ機が、誤って凍った川に着陸してしまった。
川岸にある滑走路と間違える
そのプロペラ機とは、ポーラー航空の「アントノフAn-24(RV)」だ。
この飛行機は先日、乗客30名と乗員4名を乗せ、サハ共和国の都市、ヤクーツクから地方の町、Zyryankaまで飛行していたという。
しかしパイロットが川岸にあるZyryanka空港の滑走路と間違え、凍ったコリマ川に着陸してしまったそうだ。
A Polar Airlines Antonov An-24RV aircraft (RA-47821) carrying 30 passengers landed on a frozen Kolyma River instead of the runway at the airport in the village of Zyryanka in Russia’s far east on Thursday 28 December because of pilot error, transport prosecutors said.#aircraft pic.twitter.com/lXKK71z411
— FL360aero (@fl360aero) December 28, 2023
乗客乗員は全員無事
Zyryankaはこの時期、気温がマイナス40℃まで低下し、川の氷の厚さは約79cmもあったと考えられているが、写真には飛行機の近くに長い亀裂らしきものが写っていた。
また飛行機は損傷していないものの、現在動かすことができず、その場に置かれているという。ただし、乗客乗員は徒歩で、安全な場所へ避難することができたそうだ。
地元メディアの「イブニング・ヤクーツク」も「死傷者は出なかった」と報じている。
なぜパイロットが滑走路と川を間違えたのかは、分かっておらず、着陸中に飛行機が滑走路から逸脱したとの見方も出ている。
ただ今回の着陸は、ロシア連邦航空運輸局によって「重大事件」に分類され、すでに捜査が開始されたそうだ。(了)
出典元:MailOnline:Miracle escape as pilot lands passenger plane on a frozen river after mistaking it for a runway(12/28)
出典元:BBC:Russian passenger plane lands on frozen river by mistake(12/28)