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レバノンにイスラエル軍がドローン攻撃、「ハマス」の幹部らが死亡

レバノンにイスラエル軍がドローン攻撃、「ハマス」の幹部らが死亡
X_@IslamMediaFR

イスラエル軍は1月2日、レバノンの町にドローン攻撃を行い、パレスチナ武装組織「ハマス」の幹部らが死亡したという。

 

ベイルート郊外で、合計6人を殺害

 

このドローン攻撃はレバノンの首都、ベイルート南部の郊外、Dahiyehに対して行われたとされている。

 

攻撃により爆発が起き、「ハマス」の幹部、サレハ・アル・アロウリ(Saleh al-Arouri)氏が死亡。また「ハマス」の軍事部門である「アルカッサム旅団」の指導者2人も死亡し、合計6人が殺害されたという。

 

「アルカッサム旅団」の2人の指導者とは、サミール・フィンディ・アブ・アメル(Samir Findi Abu Amer)氏と、アッザム・アル・アクラ・アブ・アンマル(Azzam al-Aqraa Abu Ammar)氏と見られている。

 

米高官、イスラエルの攻撃と結論づける

 

イスラエルは、レバノン国内へドローン攻撃を行ったことを認めていない。

 

しかし米有力紙の「ワシントン・ポスト」は、「ハマス」の幹部、アロウリ氏が死亡したベイルートの爆発事件について、アメリカの国防当局者が、すでにイスラエルに「責任」があると結論付けたと報じている。

 

レバノンのナジブ・ミカティ暫定首相も、この攻撃について「新たなイスラエルの犯罪」だとして非難。現在、レバノン政府が、国連安全保障理事会に申し立てを行っていると述べた。

 

「ハマス」の政治部門のイスマイル・ハニヤ氏も、独自の条件に基づく場合を除き、イスラエルで捕らえた人質をこれ以上解放しないと述べたという。

 

その上で、ハニヤ氏は、現在ガザ地区での休戦の仲介を試みているエジプトとカタールの調停者に対し、「ハマス」の立場を説明したと語っている。

 

パレスチナ赤新月社の本部へ空爆

 

一方、ガザ地区ではイスラエル軍の攻撃が続いており、特に南部のハンユニスでは、パレスチナ赤新月社(PRCS)の本部で被害が出ているという。

 

パレスチナ赤新月社は1月2日、イスラエルのミサイル攻撃により、本部で数名の死者と負傷者が出たと報告、声明で次のように述べた。

 

「イスラエル軍は、ハンユニスにあるPRCS本部への2度目の爆撃を再開し、その結果、PRCSの敷地内と隣接するアルアマル病院に収容されている1万4000人の避難民のうち、数名が死亡、負傷した」

 

 

ガザ地区の保健当局によれば、最新の統計では、イスラエル軍の攻撃により、少なくとも2万2185人のパレスチナ人が死亡、5万7000人以上が負傷したという。

 

また過去24時間でパレスチナ人207人が死亡、338人が負傷したそうだ。ただしこの死傷者の中には、民間人と同時に戦闘員も含まれていると考えられている。(了)

 

出典元:The Guardian:Israel-Gaza war live: Saleh al-Arouri’s death a ‘surgical strike against Hamas leadership’, says ex-Israeli ambassador(1/2)

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