米全土で猛烈な冬の嵐、1週間で約90人が死亡
先週からアメリカ全土では、厳しい冬の嵐に見舞われており、数多くの人々が亡くなったという。
気象関連の死亡者数
大手メディア「CBS」の集計によると、過去1週間で全米での、気象関連の死亡者数は合計89人に達したという。
テネシー州では、少なくとも25人が死亡。また現在も非常事態下にあるオレゴン州では、16人が死亡したそうだ。
他にもイリノイ州やペンシルベニア州、ミシシッピ州、ワシントン州、ケンタッキー州、ウィスコンシン州、ニューヨーク州、ニュージャージー州などでも、死者が報告されている。
下は先週、ニューヨーク州西部で撮影された、大きなつららの映像。
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— BuffaloWeather (@weather_buffalo) January 14, 2024
電線が車両に落下する事故も
1月17日には、オレゴン州のポートランドで、強風により電線が走行していた車両に落下し、3人が感電死する事故が起きている。この時、車に乗っていた乳児は無事だったという。
またワシントン州のシアトルでは、わずか4日間で5人が死亡。そのほとんどがホームレスと考えられている。
ケンタッキー州では5台の車の衝突事故が起き、イリノイ州でも4台の車が衝突し、死者が出ているそうだ。
しかも、アメリカでは国の広い範囲で、数万人が電力を失ったままとされ、この寒い状況は今週の半ばまで続くと見られている。(了)
出典元:BBC:Nearly 90 dead after fierce winter storms strike US(1/21)