Switch news

知っておきたい世界のニュース

海の深さを分かりやすく表現した、アニメ動画が面白い

海の深さを分かりやすく表現した、アニメ動画が面白い
YouTube/MetaBallStudios

イギリスの複数のメディアが過去に公開された、世界の海の深さを表す、興味深い動画を紹介している。

 

タイタニック号の深さも表現

 

その動画は、スペインのMetaBallStudios社によって制作されたアニメーションで、約1年前にYouTubeに投稿された。

 

このアニメは、海岸から世界各地の海がどのくらい深いのかを、分かりやすく表現しており、沈没したタイタニック号の位置も明らかにされている。

 

しかも動画は、タイタニック号の深さを過ぎてもなお、下降し続け、最後は地球上で最も深いマリアナ海溝で終わっている。それがこちら。

 

マリアナ海溝とは?

 

マリアナ海溝は日本近海から、グアム島付近まで伸びており、深さは1万920mとされている。

 

最初にこの海溝の最深部を測ったのは、イギリスの海洋調査船「チャレンジャー8世号」だ。

 

この調査船は1951年6月にマリアナ海溝において、火薬の爆発による可聴音波を利用した地震探深を行い、1万863mを観測。重りを付けたピアノ線での測量でも、地震探深が正しいことが確認されたという。

 

そしてこの地点は、「チャレンジャー8世号」の名前にちなみ、「チャレンジャー海淵」と呼ばれることに。

 

もっともその後も、さまざまな調査が行われ、深さに関し討議が行われたが、1993年5月にはチャレンジャー海淵の水深値 が1万920±10mと確定されたそうだ。

 

1995年3月には、日本の無人潜水艇「かいこう」が、チャレンジャー海淵の最深部に到達。その後も「かいこう」は1995年から1998年にかけて、何度もマリアナ海溝で潜水を行ったという。

 

さらに2012年には、映画監督のジェームズ・キャメロン氏が、1人乗り用潜水艇「ディープ・チャレンジャー号」で、チャレンジャー海淵の底に到達。

 

この時の水深は1万898.4mで、単独・有人で到達したのは史上初とされた。(了)

 

出典元:Haunting CGI shows where the missing Titanic sub could be – shudders guaranteed(6/21)

出典元:第五管区海上保安本部海洋情報部

出典元:ナショナルジオグラフィック:キャメロン監督、深海底の探査に成功(2012/3/26)

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top