ウミガメの肉を食べた子供8人、大人1人が死亡【ザンジバル】
アフリカ大陸東部のインド洋上にあるザンジバル諸島で、ウミガメの肉を食べた子供たちが死亡した。
78人が病院へ搬送される
先週、ザンジバル諸島のペンバ島では、ウミガメの肉を食べた子供8人と大人1人が死亡したという。
また同じウミガメを食べた78人が、病院へ搬送されたそうだ。
このウミガメの肉は3月5日に食べられ、大人1人は3月8日に死亡しており、先に亡くなった子供の母親だと見られている。
ザンジバルではウミガメの肉が珍味として食べられているが、「Chelonitoxism」と呼ばれる食中毒の一種により、これまでも死者が出ているという。
2021年11月にも7人が死亡
ペンバ島・ムコアニ地区の医療官であるハジ・バカリ医師によると、研究室での調査の結果、死亡した全員が、ウミガメの肉を食べていたことが確認されたという。
またザンジバルの自治政府は、現地に災害対策チームを派遣。人々にも、ウミガメの肉を食べないよう呼びかけた。
ペンバ島では2021年11月にも、カメの肉を食べた後、3歳児を含む7人が死亡し、他の3人が入院したという。
ザンジバルは東アフリカの国、タンザニアに属しながらも、広範な自治が認められている。(了)
出典元:The Guardian:Eight children and an adult die in Zanzibar after eating sea turtle meat(3/9)