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太平洋の無人島に取り残された3人の男性、浜辺に「HELP」の文字を描き救出

太平洋の無人島に取り残された3人の男性、浜辺に「HELP」の文字を描き救出
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グアムの南東に位置する無人島に、3人の男性が取り残されているのが見つかり、アメリカの沿岸警備隊によって救助された。

 

小型の船で出発、1週間も戻らず

 

3人の男性は3月31日、ミクロネシア連邦のプルワト環礁から、モーターを取り付けた20フィート(約6m)の小型船で出発したという。

 

しかし40代の経験豊富な船員だった男性らは、1週間たっても帰って来なかったため、心配した親族の女性が、沿岸警備隊に通報。グアムの沿岸警備隊はアメリカ海軍の航空機と共に、捜索を開始した。

 

その結果、4月7日にはプルワト環礁から100マイル(約160km)離れた無人島、ピケロット島で、損傷した船の横にいる3人の男性が見つかった。

 

男性たちはその後、4月9日に無事、自宅に戻ることができたそうだ。

 

「HELP」の文字で男性らを発見

 

ピケロット島はヤシの木と茂みに覆われ、長さは 600 フィート(182m)未満しかない、小さな無人島とされている。

 

今回の捜索では、沖縄の基地からアメリカ海軍の偵察機が飛び立ち、この島に男性らがいるのを発見したという。

 

男性たちはヤシの葉で、浜辺に「HELP(助けて)」という文字を描いており、これが発見のきっかけになったそうだ。

 

航空機の乗組員は、男性たちを助けるために、サバイバル・パッケージを投下。翌日にはハワイから派遣された航空機から沿岸警備隊が無線機を投下し、通信ラインを確立したという。

 

男性らは通信で、プルワト環礁へ戻ることを希望しており、健康状態は良好で食料や水は入手できるが、船は損傷し、エンジンが機能していない、と述べていたそうだ。

 

そして4月9日には、アメリカ沿岸警備隊の船が島に到着。男性らを救出し、自宅へ連れ帰ったという。

 

ピケロット島で遭難した人が救助されるのは、これが初めてではない。2020年にも、ボートの燃料が切れた3人の男性が砂に「SOS」と書き、救助されている。(了)

 

出典元:The New York Times:3 Men Rescued from Pacific Island After Writing ‘Help’ With Palm Leaves(4/11)

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