ヘラジカの子供の写真を撮ろうとした男性、母親に攻撃され死亡【アラスカ】
アメリカのアラスカ州で、男性がヘラジカの母親から攻撃され、死亡した。
雑木林を歩いていた時に襲われる
その事件が起きたのは5月19日、場所はアラスカ州南部にあるホーマー市とされている。
当時、デール・チェルマンさん(70)はもう1人の男性と、生まれたばかりのヘラジカの子供の写真を撮ろうとして、雑木林を歩いていたという。
その時、突然ヘラジカの母親が、チェルマンさんに襲い掛かってきたそうだ。その後、現場でチェルマンさんが死んでいるのが、確認された。
通常、攻撃的ではないものの…
当時、2人は逃げようとしており、チェルマンさんと一緒にいた男性にケガはなかったという。
一緒にいた男性は、チェルマンさんがどのように襲われたのか、目撃していなかったため、ヘラジカが具体的にどうのように攻撃してきたのかは、明らかになっていない。
アラスカ州の「Fish and Game’s局」のウェブサイトによれば、ヘラジカは通常攻撃的ではないが、挑発された場合、襲ってくることがあるという。
またメスのヘラジカは、子供がいる場合に守ろうとして、近づいてくる人間を攻撃することもあるそうだ。
このためアラスカ公共安全局のスポークスマン、オースティン・マクダニエル氏も、次のように語っている。
「人々は動物を怖がらせたり、母親と子供の間に立とうとしたりすべきではありません。これらのヘラジカは予測不可能になり、どんな犠牲を払っても子供を保護するために働きます」
ヘラジカの大人のメスは、体重が最大363kgにもなり、オスはその2倍になる場合もあるという。(了)
出典元:ABC News:Moose kills Alaska man attempting to take photos of her newborn calves(5/21)