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ロシア兵、戦争犯罪を行う自らを撮影し、身元が特定されてしまう【動画】

ロシア兵、戦争犯罪を行う自らを撮影し、身元が特定されてしまう【動画】
X_evocation.info

ロシア兵が、捕虜にしたウクライナ兵を虐待する映像がネットで公開されており、国連などにも報告されたという。

 

捕虜を蹴り、銃で撃つふりをする

 

その映像が撮影された日時は明らかにされていないが、場所はウクライナ北東部のハルキウ州と考えられている。

 

映像には、目隠しをさせられたウクライナ兵の捕虜が4人、ロシア国歌を歌わされながら、一列に並んで歩かされている様子が映っていた。

 

やがて1人のロシア兵が先頭を歩いていたウクライナ兵の股間を蹴り上げ、彼は激痛で地面に倒れこむ。

 

するとロシア兵が、倒れこんだウクライナ兵に起きるよう命じ、起き上がれない様子を見ると「殺すしかないようだな」と呟き、ライフルを頭に向けた。そして倒れたウクライナ兵の、頭のすぐ脇の地面に向かって発砲した。動画はショッキングなため、こちらのリンクからご覧いただきたい。

 

「ジュネーブ条約に違反している」

 

この動画は6月2日に、テレグラムに投稿されたとみられるが、他のSNSでも拡散し、ウクライナのオンブズマンであるドミトロ・ルビネツ氏も確認したという。

 

その後、ルビネツ氏は、この映像を国連と赤十字国際委員会(ICRC)に報告したそうだ。ルビネツ氏は、次のように語っている。

 

「残念なことに、ウクライナ人捕虜に対するこのような扱いは例外ではなく、占領軍の常套手段です。このような行為は、捕虜に人道的扱いを受ける権利があるとするジュネーブ条約に違反しています」

 

映像を分析し、ロシア兵を特定

 

その後、「evocation.info OSINT」などのチームが、この映像を分析。カメラを持ち、撮影していたロシア兵が、アレクセイ・キプリン少尉(または中尉)であると特定された。

 

 

キプリン少尉は2014年からウクライナで戦っていたが、ロシアによる本格的な侵攻が始まった時に、正規軍に参加。その後、士官に昇進し、突撃中隊の指揮官を務めたという。

 

キプリン少尉には幼い息子が2人おり、サンクトペテルブルク近郊の町、クラスノエ・セローに住んでいると言われている。(了)

 

出典元:METRO:Putin’s troops smile as they expose their own war crimes by torturing POWs(6/3)

出典元:The New Voice of Ukraine:OSINT analysts identify war criminal who abused Ukrainian prisoners of war(6/3)

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