フランス・ルーアンにある大聖堂で火災、消防士が鎮火に成功
フランスにある大聖堂で火災が発生したが、迅速な消火活動のおかげで、焼失を免れた。
90分後には、火災は鎮火
火災が起きたのは、フランス北西部のノルマンディー地方の町、ルーアンにある聖母被昇天大聖堂とされている。
7月11日、建設作業員が、大聖堂の尖塔から煙が出ているのに気付き、消防に通報。その後、消防士70人と消防車40台が現場へ駆けつけ、消火活動を行ったという。
90分後には、火災はほぼ鎮火し、その後消防士たちにより、まだ燃え残った箇所がないか、作業が行われたそうだ。
幸いにも、火災は建物の金属に囲まれたエリアで発生したため、炎が広がるリスクは低く、この火災による死傷者の報告はないという。
#Rouen (76) : la flèche de la Cathédrale Notre-Dame de Rouen en feu. Et encore une fois, c’est un bâtiment qui est en travaux depuis plusieurs semaines. Quand va-t-on imposer des normes de sécurité anti-incendie extrêmement strictes lors des travaux de rénovation de bâtiments du… pic.twitter.com/KePjLwqWkt
— Kâplan (@KaplanBen_Fr) July 11, 2024
🇫🇷🔥⛪️ Un incendie est en cours sur la flèche de la cathédrale de Rouen. L’origine est inconnue à ce stade.
🇫🇷🔥⛪️ A fire is underway on the spire of Rouen Cathedral. The origin is unknown at this stage. pic.twitter.com/VHOzaEUs07
— France Résistance (@FranceRsistanc1) July 11, 2024
クロード・モネの作品で有名に
この聖堂は12世紀から建築が始まった中世の重要建築物とされ、現在修復工事が行われており、数週間前から足場と白いカバーで尖塔付近が囲まれていたという。
ルーアン大聖堂は、それぞれ様式の異なる三つの塔で知られ、19世紀のフランス印象派の画家であるクロード・モネの一連の作品で有名になったそうだ。
モネは、大聖堂の向かい側にあるスタジオから、さまざまな時間帯の聖堂の外観を描いたという。
また中央の尖塔は、1822年に落雷で破壊され、その後鋳鉄で再建されたそうだ。その尖塔は高さが151mもあり、フランスで最も高い教会の尖塔とされている。
フランスでは2019年、パリのノートルダム大聖堂が火災で壊滅的な被害を受けたが、修復作業はようやく完了に近づいているという。(了)
出典元:The Guardian:Rouen Cathedral fire brought under control in Normandy(7/11)